連立政権は絶滅危惧種のために500万ドルの援助を誓う 2016/12/6

      2016/12/06

ABC News 2016年6月5日
『Coalition pledges $5 million to help threatened species』(英文PDF)

担当者:K.K.

《要約》

連邦政府は絶滅の危機にあるオーストラリアの動植物の保護のために500万ドルの追加を約束している。
その発表では、世界環境デーに合わせて、国中の9つの様々な保護プログラムへの資金援助についても含まれている。

世界で最も希少な有袋類であるGilbert’s potoroo(ギルバートネズミカンガルー)の保護を助ける活動が25万ドルの資金提供を受ける予定だ。

Gilbert’s potorooは1994年に西オーストラリアの南部沿岸で小規模な個体群が発見されるまでは、絶滅したと考えられていた。

野生個体数は西オーストラリアに生息している約30~40匹と考えられている。

その資金はGilbert’s potoroo活動グループ(Gilbert's Potoroo Action Group)に提供され、彼らはオーストラリアの最も希少な哺乳類かつ有袋類(であるGilbert’s potoroo)の新しい個体群の確保に取り組む。

保護活動に対して資金提供を受けている他の種には、ヒクイドリ(cassowary)、キンコミミバンディクート(golden bandicoot)、マホガニーフクロモモンガ(mahogany glider)そしてホウロクシギ(eastern curlew、Numenius madagascariensis)がいる。

クイーンズランド州のヒクイドリ回復チームは北部のヒクイドリの生息地を改善するために、現地(先住民)の人々と協力して活動するための資金として15万ドルを受け取る。

その資金は外来の野生化したブタの制御や、Cape Yorkの火災管理に使われるだろう。

連邦政府の環境大臣Greg Hunt氏の声明によると、創業資金はオーストラリア固有種の保護に取り組んでいる組織に送られると述べた。

「傷つきやすい野生動物を保護することは政府が単独で取り組むことができる仕事ではない。」と彼は言った。

「政府、民間セクター、そして社会のあらゆるレベルで協力することによってのみ、私たちは成功することができる。絶滅危惧種の回復基金は最も必要な場所で地域活動を活性化する助けになるだろう。」
基金はまた、外来の野生化したネコやブタ対策の援助をするためにも供給される。

《感想》
日本では環境対策というと外来種の駆除や増えすぎたシカやイノシシの個体数調整についての話題を聞くことが多くなっているので、希少な動物を助けるための支援金の話を訳すことができてうれしい気持ちです。
日本やオーストラリアだけでなく、多くの国で希少な動物が絶滅の危機に瀕していますが、国ごとに国民の意識や財政状況、情勢など違いがあり資金援助が難しい国もあると思います。オーストラリアは野生動物に対する国民の意識も高く、政策も進んでおり他の国のお手本や基準になる国だと思うので、資金援助を受けた動物たちが今後どのようになっていくのか注目したいと思いました。

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