オーストラリア政府が隠したかった衝撃的な日本の捕鯨映像。2018/7/10

      2018/07/17

The shocking Japanese whaling footage the Australian government wanted to hide』(英文PDF)

ABC News 2017年11月27日(Nicole Hasham記者)

担当者:つるちゃん
オーストラリア政府が隠したかった衝撃的な日本の捕鯨映像

[ 5年にわたる政府との闘争の後、シーシェパードは、この映像を公開する権利を勝ち取った。オーストラリアクジラ保護区内で日本が捕鯨する様子を写したものだ。] (写真の説明)

日本のモリが、ドスッという胸が悪くなるような音をたててクジラに突き刺さる。疲れ切ったクジラは海から引きずり出され、その肉は裂け、身体からは紫色の内臓がこぼれ出ている。

これがオーストラリアのクジラ保護区で行われている捕鯨の衝撃的な証拠であり、オーストラリア政府が公表したくなかったものだ。

5年間の情報公開をめぐる争いの後、海洋保全グループのシーシェパードは、オーストラリア税関職員によって撮られた非公開の映像を入手してきた。それには、いわゆる日本の“調査船”による痛ましく悲惨なミンククジラの死が記録されている。

連邦政府は、その映像が日本との関係に悪影響を及ぼすとして、クジラを守ることや毎年の大量虐殺を止めさせたいというオーストラリア人の意見よりも、外交上の利益を優先していると非難されながらも、必死に隠そうとしてきた。

日本の捕鯨船は、今月に入って出発しており、シーシェパードオーストラリアの最高責任者ジェフハンセン(Jeff Hansen)は、国際法に違反しているオーストラリア水域内でのクジラ漁を取り締まるために南極へ税関の船を送るという予備選挙の公約を守るよう政府に要求してきた。

「この映像は、血みどろの虐待、たいへん美しく知的で雄大な動物たち(クジラ)を残酷に意味もなく殺害することを示すものです。」とハンセン氏は述べた。

「クジラたちが逃げる事ができないように、仕留める前に爆薬入りの突起の付いたモリをクジラの体に突き刺してから狩るのです。」

その映像は、2008年1月、税関船オーシャニックバイキング号に乗船した役人によって、この先の法的手段を見込んで撮られたものだ。

ニューサウスウェールズ州の環境保全事務所は、2012年、シーシェパードに代わってその映像の権利を取得しようとした。役人たちは、オーストラリアと日本の関係に危害が及ぶ可能性を示唆して、たびたび映像の引き渡しを拒否してきた。そして今年の始め、オーストラリアの情報管理員は、移民省に映像の公開を命じている。

ハンセン氏は、映像を非公開にすることで、政府は「南極海のクジラを守るのではなく密猟者の味方をしてきたのだ」と言う。

シーシェパードも、政府に国際海洋法裁判所へ日本を提訴することを要求している。

2013年2月、当時の野党の環境報道官グレッグハント(Greg Hunt)氏は、「我々の海での捕鯨は見て見ぬふりをして、・・・(我々は)税関の船を南極海に派遣すべきだ」とする労働党政府を非難した。

連立政府が政権を握って以来、南極海へ船の派遣はなかったが、空からの調査を行う飛行機は派遣されている。

今年の1月、日本は、オーストラリアがクジラ保護区だと宣言している南極水域内の深海でクジラを殺したとして捕まった。

シーシェパードは8月に、クジラ漁を阻止する船をだす資金がこれ以上ないことを公表した。

日本大使館の報道官は、それは「調査」捕鯨プログラムの一環であり「国際捕鯨取締条約」に従って行われたものだと述べた。

報道によると日本は、次の12年間に約4000頭のクジラを捕獲するつもりであり、最終的に商業捕鯨を再開するつもりである。捕鯨は科学的な調査のためだと主張しているが、いまだに市場やレストランでクジラの肉の売買をも許可している。

EDO NSWの最高責任者ディビッドモリス(David Morris)氏は、オーストラリア国民にはその映像を見る権利があり、オーストラリア海域で行われている非合法の捕鯨について、政府が知っていることの透明性は“明らかに公共の利益に関する問題”であると述べた。

環境相のジョシュフレデンベルグ氏(Josh Frydenberg)は、政府は「日本がこの夏、いわゆる調査捕鯨を南極海で開始すると決めたことにはたいへん失望した。研究のためならクジラを殺す必要などないはずなのに。」「オーストラリア政府は、国際的な義務と国際司法裁判所の判決により決められた原則を守るように、日本に提唱し続けるでしょう。」と語った。

フレデンベルグ(Frydenberg)氏は、国際捕鯨委員会の最新の会議において、「科学的な調査捕鯨」に対する国際社会の監視を厳しくしていくために有望となる、2件の提案がこの度採用されたと述べた。

<感想>
近年、日本のクジラ漁が国際社会で問題になっていますが、日本での報道は少なく関心も薄いように思います。個人的にクジラを食べたいとは思わないし、これだけ批判されながら、なぜ日本が捕鯨を続けるのか理解できません。グローバル社会の世の中、お互いを思いやって平和的に解決することを望みます。

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