気候レポートにおける恐ろしい予測 2014/6/27

      2016/05/18

Courier Mail 2013年10月14日

『Die predictions in climate report』

"気候レポートにおける恐ろしい予測" (英文PDF)
担当者:Kana

《要約》

毎年更に推定80万人のオーストラリア人が汚染された食べ物や水によるウイルス性胃腸炎に罹患し、27万戸以上の家が海面上昇により海に倒壊する可能性があると、機密の気候変動レポートが言及している事がわかった。

このリークした気候変動に関する政府間パネルの第二次レポートの暫定版は、家屋、鉄道そして道路を含む2260億ドル相当の海岸沿いの財産がたった1.1mの海面上昇により危機に晒されると警告する。

この報告は、来年(訳注:2014年)3月に日本の横浜で発表される予定であるが、クイーンズランド州政府とニューサウスウェールズ州政府が、地域社会がこの変動に適応したり、被害を防ぐのに役立つ計画規則を取り消したり下方修正したことに対し名指で非難している。

第1作業部会のレポートが2週間前ストックホルムで発表され、それには長い間待ち望まれていた大気における予測変化データが含まれていた。

それは地球の気温が、温室効果ガスの排出を減少させなければ2100年までに2C~4Cの上昇に向かっていると警告した。2C以上の気温上昇は危険とみなされており、4C以上では壊滅的とされている。

第2作業部会のレポートは、世界の異なる地域において気候変化がどれほどの影響を与えるかを調査している。

オーストラリア、ニュージーランド、アメリカからの45人の科学者により共同で書かれたオーストラレーシア(Australasia;オーストラリア大陸・ニュージーランド北島・ニュージーランド南島・ニューギニア島およびその近海の諸島を指す地域区分)部分では、シドニーで熱波による死亡が温室効果ガスの高排出状況下において今後70年で10万人あたり2.5人から7.4人と3倍になるだろうという警告が含まれていた。

“オーストラリアでは2070年までに屋外での肉体労働が危険になる猛暑日の日数が大幅に増加するとも予測されており、生産性の損失、入院、時折みられる死亡件数を増加させることにより経済的損害を引き起こすだろう。”

高気温の状況下では、“2100年までに年間8628人の更なる死亡が考えられる。”

また、初めてインフラへの損害が見積もられた。“オーストラリアでは1.1mの海面上昇は27万4千世帯と8000の商業施設を含む2260億ドル以上の財産が影響を受けるだろう。”と報告された。

“21世紀中の海面上昇の程度はいまだ不明であるが、ここ数世紀における持続的変化はこれらの危機が現実となるのが時間の問題でしかないことを示している。”

予測されること

熱波;熱波による死亡がこの70年で10万人あたり2.5人から7.4人の3倍になる。

火事;2050年までに火事の危険指標のvery high(非常に高い) とextreme(極度に高い) が100%までに上昇。

疾病;飲み水や食べ物を介した感染症が増加すると予測されている。

洪水;2050年までに国のいろいろな場所で50年、100年単位の川の氾濫が最大20%の被害増。

嵐;2050年から2090年の間、熱帯性サイクロンの活動は50%減とされるが、その激しさは増加する。

海洋;オーストラリア南西部と南東部では海温上昇率に基づき、地球温暖化のホットスポットとして認識される。

感想

気候変動の関する政府間パネル(IPCC)は、温暖化に関する科学的な最新の情報をまとめ、一般に広く利用してもらうことを目的としている政府間機関です。定期的に「評価報告書」が発表され、今回の「第5次評価報告書」の作成は3つの作業部会に分かれて行われました。 2013年9月にはスウェーデンで第1次作業部会により「気候システムおよび気候変動についての評価」、2014年3月には日本・横浜市において第2作業部会による「生態系、社会、経済社会の各分野における影響及び適応策についての評価」、さらに4月にはドイツで第3次作業部会の「気候変動に対する対策(緩和策)についての評価」が行われました。
この記事では、主に第2作業部会のレポートからの温暖化により予測される事項が具体的な数字で詳しく示されています。それだけに、地球温暖化が私達の将来の生活にどれ程大きな影響を与えるかが分かりやすくなっていると思います。また近年、猛暑日や豪雨などの異常気象により、地球温暖化を身をもって感じることが多くなってきましたし、悲しい原発事故を経験した私達はよりエネルギーと生活という問題への意識が高まっているかと思います。この問題は私達ひとりひとりの心がけもとても重要です。電気を無駄遣いしない、ゴミを増やさないなどもう一度自分の生活も見直していきたいと思います

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