クイーンズランド州でのビニール袋の禁止が実現する… 2018/5/15

      2018/05/15

缶のリサイクルをした人に対し現金が与えられるシステムの導入により、 クイーンズランド州でのビニール袋の禁止が実現する

『Plastic bag ban in Queensland gets green light as cash-for-cans scheme introduced』(英文PDF)
ABCニュース 2017年9月6日

担当者:Saho
≪要約≫

クイーンズランド州の買い物客は,スーパーマーケットでビニール袋をもらうことはできなくなる。しかし、昨夜通過した法律により、彼らは缶やボトルを現金に換えることができるようになる。

分解性および生物分解性を含む使い捨てのプラスチック袋(ビニール袋)の禁止は、来年半ばには実施されるだろう。

この法案は、超党派的な支持により可決された。野党は最初にこの変革を提案していたと主張した。

環境大臣スティーブンマイルス氏は,一部の小売業者が積極的に法律による禁止に先立ってプラスチックの買物袋の供給を禁止していると言った。

法律を無視する小売業者は、罰金3000ドルが科せられる。

指定された容器払い戻し場所と、空き缶・空き瓶回収機に150ml~3ℓの間の大部分の飲物容器を持ってきた人には10セントが支払われる。

ミルクやワインその他のジュースといった飲物容器は除外される。

この変化のために最も情熱的な提唱者の一部は子供たちであったとマイルス氏は語った。

彼は、「州中の学校の子供たちから毎日手紙をもらいます」と言った。

「この議案を可決することによって、我々は野生生物(特にカメ、海鳥とジュゴンのような海洋生きもの)を大切にできると若者に言います。」

「毎年、約24億の飲料容器と10億の軽量プラスチック買物袋がクイーンズランドで使われます。これらは水路へと入り込み、野生動物を殺したり、致命的なだけ打撃を与えたりしています。」

野党の環境報道官クリスチャン・ローワン氏は同意した。

「これは、我々の環境、保全、コミュニティ組織、廃物の縮小とリサイクルのため、そして、ここクイーンズランド州の雇用にとって重要な取り組みです」と彼は言った。

クイーンズランド保全協会議(訳注:民間のクイーンズランド州の環境保全団体)のティム・ゼーリッヒ博士は、国のための飛躍的な瞬間であると言いました。

「この法律がどれほど日々の生活でプラスチックの使用が必要なのかについてより大きな会話の出発点になることを我々は望みます」と彼は言った。

クイーンズランド州ゴミリサイクル産業協会(Waste Recycling Industry Association Queensland)の最高責任者リック・ラルフ氏は、この新しい制度はリサイクルがかなり限定された遠隔地や地方では特に歓迎されるだろうと言った。

「次回、私たちが飲み物の容器を捨てることについて考えるとき、考え直すことができる。なぜならより良い方法があること、そしてそれをする事によって私たちにお金が支払われることを知っているのだから。」

南オーストラリア州とノーザンテリトリー準州は何年にもわたり払い戻し制度を行ってきました。そして、ニューサウスウェールズ州は今年末に類似した計画を始めることになっている。

(クイーンズランド)州政府がビニール袋禁止への円滑な移行を確実にするために飲料メーカー、小売業者、地方自治体、廃棄物および資源回収産業とコミュニティとともに密接に働き続けると、環境大臣マイルス氏は言った。

≪感想≫
ビニール袋の禁止をする代わりに缶のリサイクルによる現金が与えられるシステムは、消費者にとってものすごく効果的な方法だと思いました。ビニール袋の禁止だけを働きかけたとしてもなかなか納得いかない人が多いと思います。しかし、消費者にとって何か+になることを付け加えることで人々の気持ちの持ちようが大きく変わると思いました。大量のビニール袋の使用は自然環境への悪影響が生じること、また、ビニール袋の禁止は動植物の命を守ることにつながることを考えることができると思います。そしてリサイクルに協力することで現金がもらえるかつ、新たな製品の原料として利用されていくメリットが生まれます。一人一人が生活の中で利用するものが環境にどのような影響を与えるのか、どういった効果があるのかを考えることができるのなら、より多くの国でこのシステムを導入すべきだと思いました。

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