クオルがタスマニアンタイガーと同じように絶滅する危機にある ② 2014/12/8

      2016/05/18

The Conservation 2014年6月30日

『Quolls are in danger of going the way of Tasmanian tigers』part2

"クオル (Quoll和名:フクロネコ) がタスマニアンタイガーと同じように絶滅する危機にある 2" (英文PDF)

担当者:Sumika

<要約>

スポッテド テール クオル(Spotted-tailed quoll 和名オオフクロネコ)

その体格の大きさにも関わらず、オオフクロネコは生態的に危機的状況をたどっている。オーストラリア本土の有袋類最大の動物であるオオフクロネコは、今や架空の生物になろうとしている。個体数は、タスマニア(では、彼らの体長がタスマニアデビルに次ぎ二番目となる)と、オーストラリアの東海岸沿における森林生息地で、ヨーロッパ人からの入植後、数十年の間に急落した。

食物連鎖のトップに近いポジション、低密度、繁殖特性や危険な挙動によって、オオフクロネコは開拓に伴う景観の変化にとても影響を受けやすくなっている。現在も、彼らの可動性や日和見的な行動によって、犬、きつね、オオヒキガエルや車といった様々な脅威に晒されている。

この生態学的脆弱性が、オオフクロネコが適切で守られた生息地の多くで見られない理由である。より小さな保護区にいる多くのオオフクロネコの個体は、危険な公園の境界外の世界のへ出かけようとするので、保護区の多くは長期的に個体群を維持するのに十分広いとはいえない。これは広い面積を持つ国立公園や私有地における絶滅危惧種の保護の重要性を強調する。

イースタン クオル (Eastern Quoll)

イースタンクオルはオーストラリア本土では絶滅しており、タスマニア島でその数は急速に減少している。
イースタンクオルはかつて、オーストラリアの東南部の多くの地域で見られていたが、現在タスマニアでしか見られない。病気が1900年代初期におけるの突然の激減の原因と考えられる。しかしイースタンクオルの減少はキツネ、猫、ウサギ、毒害や迫害などとの関連があった。

彼らの本土における消滅にもかかわらず、イースタンクオルは最近まではタスマニアで繁栄していた。2009年までの10年間で生息数は50%以上減少してしまい、個体数に回復の徴候はみられない。

絶滅危機であると検討されうる国際的基準を満たしているにも関わらず、クオルを州の絶滅危惧種リストに加えることを渋ってきた。何がイースタンクオルを減少させているのかといった調査は行われきたが、その一方で彼らの最後の生息地でのイースタンクオルの管理計画はない。クオルの減少の原因が特定される前に野生から消滅してしまった場合に備え、保障策として、動物園やより大きなフェンスで囲われた保護区域での飼育のクオル個体群が形成されるべきである。

 - AJWCEFブログ