Doug Gimesy氏(野生動物写真家)カンガルー島におけるカンガルーの交通事故を減らす呼びかけ 2017/6/23

   

『Wildlife photographer Doug Gimesy calls for boycott of Kangaroo Island to reduce roadkill』(英文PDF)
The Sydney Morning Herald 2016年10月22日
担当者:Mino

《要約》

夕暮れと夜明けの間はオーストラリアに生息する動物の活動時間です。しかし、悲しいことに、この時間帯は時にカンガルー(やその他の動物)に死を招く時間帯になります。
これは特に南オーストラリアに位置するカンガルー島で当てはまります。

この島では毎年カンガルーを含めた野生動物が交通事故によって殺されたり、致命的な怪我や障害を負っています。

メルボルン野生動物保護写真家のDoug Gimesy氏は島の道路で起こっている野生動物の大虐殺(訳注:交通事故)について、彼のシリーズ作品である「Fast roads, slow deaths(スピードの速い道、長く苦しむ死)」で記録しました。これは2016年の最優秀野生動物写真家コンペのフォトジャーナリズム部門で、ファイナリストになった作品です。

キャンペーンの一環として、Gimesy氏はカンガルー島の幾つかの道路における夕暮れと夜明けの間の法定速度を時速110キロから80キロに下げるよう南オーストラリア政府に呼びかけました。もし成功しなければ、彼は人々に島へのボイコットをさせるだろう。

「私はこういうことをしたくない。しかし、私の最後の活動は、野生動物を大切に考える人にカンガルー島へ訪れることをボイコットさせる事になるだろう。」と彼は言いました。
「私は野生動物保護が倫理的に保護されないよりも、むしろ保護されるようにして嫌われるほうが良いです。」

Gimesy氏は、ある日の夕方にカンガルーが道の端に半分直立で座りあえでいる姿を見たことを覚えています。彼はそばに車を停め、カンガルーの後肢の片方の足が端まできれいに切れているのを見つけました。

「多くの動物は、道の端や藪の中でゆっくりとした、痛みを伴った死に苦しみ続けます。」と彼は言いました。

オーストラリア人のDoug Gimesy氏は国際的に評判が高い「年間最優秀野生動物写真家」コンペの決勝進出者です。

カンガルー島は、野生動物が見られるオーストラリアで第一の訪問先の一つで、年間19万人以上の人が訪れる場所です。地元のメンバー、Michael Pengilly氏が代表を務めるFinnissの選挙区内です。Pengilly氏は、Gimesy氏の懸念に対して、住民は道路にいる動物に対処する方法についてのアドバイスを必要としていないと言いました。

「野生動物を保護する為のカンガルー島における夕暮れから夜明けの道路の制限速度低減の要求は、現実とかけ離れている」と彼は言いました。

タスマニアでは、野生動物を保護するために夜間の車の制限速度低減を導入し、ドライバーは50km/h~80km/hまで速度を落とすよう勧告されています。

《感想》
私はこの記事を読んで、野生動物保護にはやはりそこに住んでいる人の協力がないと、何も始まらないということに改めて気づきました。
それは、住民の理解がなければ、そこに住んでいる野生動物は生きていけないということを表しています。
今後野生動物保護活動をしていく際は、住民の考えや、実際に住んでみてその野生動物がどんな存在なのかを自分で理解して、その町に沿ったやり方で動物たちを守っていこうと思いました。

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