サムは自由のために羽ばたく 2013/2/2

      2016/05/13

Courier Mail 2012年9月7日

『Sam flips for freedom』

"サムは自由のために羽ばたく"(英文PDF)
要約/感想:Chiyo Kitayama

《要約》

サムは自由のために羽ばたく
絶滅危惧種のウミガメが海へ帰っていった

献身的な世話を受け回復したウミガメが、昨日、(*クイーンズランド州)サンシャインコーストのMudjimbaでケアラーたちに見送られながら、元気に海へと帰っていった。このアオウミガメの名前はサム。1.5億年遡る祖先を持つ海の生存者だ。見た目よりも活発だ。4人がかりで120㎏の彼を動かした。
「彼はとても速く泳いでいった。サヨナラすら言わずにね。回復した彼の姿を見て、とても勇気づけられたよ。」オーストラリア動物園野生動物病院の獣医師Claude Lacasseは言った。
サムの推定年齢は30~50歳。7月にBribie島の近くで、ほぼ瀕死の状態で見つけられてから多くのリハビリの過程を経た。サムはFloaters(*浮上の意)症候群で苦しんでいた。Floaters症候群は、病気により引き起こされる。採餌の際の潜水が難しくなり、ボートにあたる確率も高くなる。Floaters症候群については、ほんの少しのことしか知られていない。
今回は、早い治療処置がサムの生存のカギとなったとLacasse獣医師は語る。「早期発見によって、サムの病気を抗生物質と抗炎症薬で治療することができた。」
野生動物病院は、今週、7頭のウミガメを保護している。絶滅危惧種の動物や、娯楽のモーターボートが活動的な春と夏は一番忙しい時期である。
オーストラリア動物園は、今日、クイーンズストリートモールで行われる、国際絶滅動物危惧種の日の一環のWildlife conservation Expertsに参加する予定である。

(*訳者注)

《感想》

野生動物を保護・治療し自然へと還すことは、この文章で表わされている以上に大変なことだと思います。
この記事から、オーストラリアと日本では、野生動物と人との関係が大きく異なると感じました。オーストラリアには野生動物に興味・理解をもつ人が沢山いて、職もあります。日本はどうでしょうか。興味はあっても職がない。お金がなければ続けるのは難しい。閉鎖された空間のほんの少しの人間だけで、野生動物と人の関係は改善されるのでしょうか。

 - AJWCEFブログ