病気のコアラたちへの学校の支援 2012/11/22

      2016/05/18

Courier Mail 2010年11月30日

『School’s help for sick koalas』

"病気のコアラたちへの学校の支援" (英文PDF)
感想:HITOMI

=要約=

ブリスベンの西にある、プレンヴェイル州立小学校の生徒によって新しいユーカリのプランテーションが育まれています。
100以上のユーカリの木が最近植えられました。
2〜3年後には、これらのユーカリは小学校の近くにあるモギルコアラ病院に入院する病気や怪我をしたコアラのための食糧となります。
コアラは土地開発によって自然の生息地を失っています。また、彼らは交通量の増加やペットの攻撃によって命を失っています。

残っている生息地の酷さを増している断片化は、コアラたちのストレスになっています。それというのも、食糧や交尾の相手を見つけるために更に遠くへ移動しなければならなくなっているからです。

これはまた、結膜炎、肺炎、泌尿器官および生殖器官の感染症などの疾患に寄与しています。

モギルコアラ病院は、同時に約30頭のコアラを入院させており、彼らが回復し野生に戻れるだけの良いコンディションになるまで治療します。
食べ物の好みがうるさいコアラは、病院のスタッフによって採集される新鮮な若いユーカリの葉を必要としています。多くの場合、スタッフは適切なユーカリを見つけるためにトラックを2時間も走らせて採りに行くのです。

患者のコアラ一頭一頭を養うために十分な若い芽を提供するために、1500本もの木が必要となります。

プレンヴァイル州立小学校が助けとなるのがここです。

学校のプランテーションのユーカリは2〜3メートルの低い状態で保たれます。これによって簡単に若い枝を収穫することができるからです。

学校とモギルコアラ病院のこの新たな取り組みは、オーストラリア日本野生動物保護教育財団の後援の下に行われ、ブリスベン日本クラブにサポートされています。

"AJWCEFの主要な目的は、オーストラリアのユニークな野生生物について日本とオーストラリアの人々を教育し、環境保全活動に貢献することです"と、AJWCEF理事長の水野哲男博士は言います。

「コアラ病院に近接する"校庭"と熱心な生徒達のお陰で、この小学校は新しいプランテーションとして完璧です。 」

日本語教師ステファニー マッデン先生は、「新しいプロジェクトの関係者全員にとってプラスになる状況である」と言います。
「この事業から得られる教育的な機会というのは、現代の生活が野生動物の生息地に与える影響の調査や、保全問題と日本人学生やボランティアがプロジェクトを支援するために学校を訪問する際の日本文化や言語への認識の高まりなどです。

=感想=

私は2010年と2011年の夏にAJWCEFの野生動物保護トレーニングコースに参加し、モギルコアラ病院で入院中のコアラの世話や、病院の敷地内に作っているプランテーションで、植林を体験させて頂きました。食べ物の好みがうるさいというコアラのために柔らかい新芽を含む新鮮な数種類のユーカリの枝を毎朝10本ずつ一頭一頭に用意します。プランテーションが病院の敷地内だけでなく、近くの小学校にもできることはコアラにとってもレンジャーさん達にとっても良いことだな、と思い、私はこのニュースを聞いてとても嬉しくなりました。
また、日本語教師ステファニー マッデン先生がおっしゃるように、このプロジェクトは関係者全員にとってプラスになると思います。植林という実体験を通して、野生生物や環境保全活動についてより一層関心や理解が深まるのではないでしょうか。私自身がそうであるように、幼い頃に経験したことや感じたこと、考えたことは、年を重ねても変わらずに自分の中に在り続けると思っています。植林を通して感受性豊かな小学生が、人へも動植物へも思いやりを持って成長するきっかけになることを願っています。
さらに、このようにAJWCEFの活動が新聞に掲載されることは大変喜ばしいことだと思いました。AJWCEFの活動に少しでも関われていることを誇りに思います。今後のご活躍にも期待しています。

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