化学物質によるショックはサンゴ礁のカメを殺す 2016/1/29

      2016/05/13

Courier Mail 2015年9月25日

『Shellshock as chemicals kill reef turtles』

"化学物質によるショックはサンゴ礁のカメを殺す" (英文PDF)

担当者 松本昇子

<要約>

都市や農耕地付近のグレートバリアリーフにいるカメは、ことによると数千の化学物質を取り込んでいる。

科学者は、なぜ100以上のアオウミガメが2012年の6,7月にAyr近くのアップスタートベイで死んだのかを解明しようとしており、1,130の生物から血液サンプルを採取し、工業や農業と関連する様々な化学物質を発見した。

それらは、コバルトやモリブデン、アンチモンや、よく化学曝露指標として用いられる高濃度のストレス関連化合物を含んでいた。

クイーンズランド大学の科学者たちは、1つの特定の物質がというよりも、幾つかの化学物質がアオウミガメに影響を与えているようだと考える。

これらの発見は、牧場や鉱山、工業・都市地域からの流出物を削減すべきと主張してきたよりよいサンゴ礁保全のための五か年計画の核心に迫る。

測定はアップスタートやクリーヴランド湾岸と、比較的手付かずのハウィック群島(Howick Group of Islands)でも行われた。

クイーンズランド大学准教授のキャロライン・ガウス(Caroline Gaus)氏が言うには“テストはアップスタート湾岸から来たカメもまた、顕著な高炎症性反応を伴う全身性ストレスを抱えていたことを示した。”

<感想>

化学物質による汚染は、ビニール袋やプラスチックとちがって一般人のボランティア活動では取り除けない。また、自然が元の状態に戻るのにはより長い時間が必要になるだろう。化学物質の流出源が人間による活動ならば、川や海に流す水を厳しく検査しきれいにしてから流す努力をしなくてはならないと思う。

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