絶滅危惧種シリーズ6 急速に消えゆく種たち 2012/11/01

      2016/05/18

Courier Mail 2011年3月19日

Species die out at a rapid rate 『Elephants』

"絶滅危惧種シリーズ6 急速に消えゆく種たち"(英文PDF)
要約/感想:yubi

=要約=

アフリカの豊かな生態系の未来は巨大なゾウの未来に委ねられている。
科学者たちは、森の構成と密度に影響していることからゾウを要石となる種だと考えている。
森では、(ゾウが適度に踏み荒らすことで=訳者注)森の再生を促すための空間や樹冠(キャノピー)の隙間をつくる。サバンナでは、ゾウたちが森が覆っている場所を減らし、アフリカ平原の草食動物の生息地となる場所をつくる。
西アフリカにある1/3の樹種がその未来の世代の分布のためにゾウを必要としていると予測
されている。
アフリカゾウの生存率は最重要であるが、確かではない。
ゾウは現在、WWFにより35ある絶滅が危惧される優先種の1種となっている。
1980年代中頃までに、生息地破壊やゾウが持つ大きく、価値の高い象牙を狙った密猟により、その個体数は打撃を受けて来た。
WWFのLydia Gaskellは「原因は生息地の減少と密猟が関係している」と言う。
1990年の象牙密輸に関する国際規約が始まる以前の10年間で、アフリカゾウの個体数は既に130万頭から半数以下の60万頭にまで減少していた。
しかしその高い注目度ゆえにゾウを救う大規模な保護活動が行なわれている。
「アフリカではいくつか大成功したプロジェクトがあって、逆に現在国営公園内には移住させねばならないほどの数がいるという問題まで起きている。」
「しかしながらゾウは未だに、絶滅の危機にさらされている、絶滅危惧種なのだが、生息地喪失と密猟がやはり大きな原因となっている。」

=感想=

今回はアフリカゾウの減少要因となっている密輸について調べてみた。

記事①2012年10月、香港でアフリカから密輸された象牙は、世界でも最大規模の押収量だった。輸出先は中国を含む、台湾や日本だったとされている。
記事②ゾウの密輸はこの10年で最悪となり、押収された象牙も記録的な量となった。
記事③象牙愛好家の存在がある限り、密輸を無くすことはできない。そこには単に娯楽だけではなく、アジア諸国の歴史や文化も関わっており、日本も例外ではないようだ。

記事が近年のものであることからも、象牙や密輸は今現在起こっている重要な問題であり、その被害数は増加している。記事②で指摘されているように、どれだけの被害が起こっているかを明らかにするだけでなく、その根本的な問題を根絶させることが大事である。日本では印鑑に象牙が利用されているものがある。密輸された象牙が利用されているかどうかはわからないが、違法取引されたものを知らずに使っている可能性もゼロではないのかもしれない。そう思うと、遠い国アフリカに生息するアフリカゾウが、その牙をアジア諸国に密輸されるために殺され、生息数が減少している話も身近な問題だと感じられずにはいられない。
アフリカゾウを絶滅の危機から救う為の1つとして、その個体数減少を食い止めるには、問題の1つである密輸目的のゾウの狩猟を減らすことが必要である。ではその狩猟を減らすには、密輸や違法取引を取締り、根絶させなければならない。そしてその取引を減らすには、象牙の需要を無くすことが必要だとすると、やはりアフリカに生息する生物であっても世界各国、地球全体でゾウの将来を守っていくことが重要なんだと考える。
そして、取締りされるようになってからも問題は継続していることからも、その道は簡単なものでなく、長い年月を要するものであることから、みなが一丸となって協力しながら生物保護に携わって行く必要があると強く思う。(

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