“タスマニアデビルのための島への募金プログラムは象徴的な種を回復させ、成功裡に終結となる”

      2018/04/17

『Tasmania’s Devil island fundraising program winds up after iconic species rebounds』(英文PDF)
ABCニュース 2017年11月14日

担当者:Kou
≪要約≫

タスマニアデビルを絶滅から救うために貢献した事で高い評価がある基金チームのリーダーは、メンバーの多くは70代であり、デビルの未来は明るいようなので、そろそろ活動をやめてご褒美として休息する時だと語った。

伝染性の癌に似た顔の腫瘍は、過去20年間で80%以上の野生のタスマニアデビルを殺した。

本プロジェクトは、病気のないデビルを住まわせ、繁殖するための大型の隔離施設、もしくは「島」を作るために240万ドルを得たが、これはビチェノ野生動物公園(Bicheno wildlife park)のオーナー、Bruce Englefield氏の発案であった。

彼は、政府と研究機関の資金提供のおかげで、プロジェクトのコーディネーターらはデビルの運命は安全だと信じていると言った。

「我々は6つのデビルの島、そしてタスマニア州のいたる場所で、野生に帰る前に彼らを囲んで保護するために使える4㎞の可搬型フェンスを作った」と彼は言った。

タスマニア中の4か所に移動させた130匹のデビルのうち何匹化は移動先で生き残り、野生に返した場所で定住し、体重を増やしそして繁殖している。

「プロジェクトは、今や10年になり、多くの資金を得、幾つかの素晴らしい囲いを作り、(政府基金である)Save the Devil programが我々に求めるやるべきことは何も残っていない」とEnglefield氏は言う。

「私たちはみな10年歳をとり、何人かは70代半ばになった、だから“我々がもともとやろうとした事以上のことを達成した”というべき時が来た。」

プロジェクトモデルへの国際的関心
Englefield氏は今やこのプロジェクトは世界の似たようなプログラムのモデルになっているという。

「特に南アフリカでは、絶滅の危機に瀕している種を野生に返す前に囲いの中で生活させている」と彼は言う。

本プログラムはまた、関係者にデビルを維持するのに最適な場所は、タスマニア州の東海岸沖にあるMaria島のような、沖合だという結論に至らせた。

本プロジェクトは、今やタスマニア州の健康なデビルの供給源であるマリア島に、とうとう発展させていくのに十分健全なデビルの個体群をもたらした。

「我々は元々個体数保護において、広い囲いの中でデビルを飼育することは、小さな囲いの中で飼育するのより福祉的だと示すことを目指していた。」といった。

「私は大きな囲いについて考えがあったのだが、偶然にもビチェノにある私の野生動物公園に利用できる土地を持っていた。」

Englefield氏は、適切にデビルを世話することに非常に熱心な「似た考えを持った人々」を集めたという。

本プロジェクトの最後の活動は、Menzies研究所とシドニー大学に調査目的のための3万5000ドルの資金を送ることになるだろう。

≪感想≫
一つの野生動物保護プロジェクトが10年も続き、大きな結果を出しているということに驚きを感じた。デビル顔面腫瘍性疾患のような感染性の病気から動物を保護するには健康な個体を隔離するのが最も有効な策ではあるが、隔離場所のスケールの大きさにオーストラリアの国土の大きさ、野生動物保護への意識の高さを感じた。本文中にも本プロジェクトがいくつかの似たプロジェクトのモデルとなっているとあったが、日本の野生動物保護策にどのように生かされているのかに興味を持った。

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