モナート動物園で、元気に育った3匹のタスマニアデビルの赤ちゃんが初公開された 2019/3/19

      2019/03/19

『Trio of Tasmanian devil joeys unveiled at Monarto Zoo in 'perfect' health』(英文PDF)

ABC News 2018年10月12日
担当者:A・O

≪要約≫

今日、アデレードにあるモナート動物園に新しく加わった可愛い3匹のタスマニアデビルの赤ちゃんは、初めて健康のチェックを受けた。

生まれて5ヶ月のオスのタスマニアデビルは、減少傾向にあるタスマニアデビルの個体数を高めるための全国的な繁殖計画の一部として生まれてきました。

飼育係であるSimon Dowerさんは、この計画は、オーストラリア全域でタスマニアデビルの個体数の減少と戦うことが目的であり、3匹の赤ちゃんは完全に健康体であると語った。

〝タスマニアデビルは22年間以上、伝染性の癌である、デビル顔面腫瘍疾患の危険にさらされ続けている〟と、彼は言った。

この疾患は、タスマニア全体の地域で約80%の個体数を絶滅させ、大規模な個体数の減少を起こした。

〈多くのタスマニアデビルは、個体数の回復のために野生に戻されるか、遺伝学的や繁殖学的に捕まえ続けられたままでしょう。〉

赤ちゃんが健康であること

3匹の赤ちゃんはMyloという母とTupacという父の元で生まれ、Mr Dowerは、飼育者に彼らの目、口、手足の関節や指、そして皮膚を観察し、寄生虫がいないか調べたと言った。

〝タスマニアデビルの赤ちゃん全員が、体にダニをつけているようでした。あまりストレスをかけずにすべての作業を終わらせるには迅速なプロセスの一種で、赤ちゃん達は全員完璧な健康状態と言えます〟と、彼は言った。

〈プログラムの多くは量ではない。質である。〉

私たちは、遺伝的に多様で健康的な動物を得るために、あらゆることがうまくいっていることを確認する素早い身体検査を行いました。

赤ちゃんは人々に会う前に、隠れた場所で十分に発達するための時間が必要であり、一般の人々は新しく公開される動物をしばらく待っているでしょう。

〝タスマニアデビルは、およそ18-24ヶ月で大人になる。私たちは、彼らが成長するための計画を立て、彼らの準備が出来るまで待っていてあげなければならない。〟と、彼は言った。

タスマニアデビルがモナート動物園で注目を集めている頃、一番最近生まれたミーアキャットの赤ちゃん達は、アデレード動物園で5度目の動物病院訪問を迎えた。

そして、5匹の犬-1匹のオスと4匹のメス-達は、健康保証書を与えられた。

 

感想

デビル顔面腫瘍疾患は、繁殖期のタスマニアデビルが求愛行動の際に、互いに咬みつくと、感染している個体の腫瘍細胞が相手の傷口に入り込むことで顔面に腫瘍が出来る。これにより、生きていくために必要な餌を十分に摂取することが不可能になってしまうのは、動物が生きていく中では致命的な状況である。繁殖期に感染が拡大するため、予防するのは難しいだろう。一度保護された個体に対しては、ワクチンプログラムが実施されているという情報もある。野生で生活する彼らの中でこの疾患が広がるのを少しでも防ぐために、腫瘍が出来ていそうな個体を野生環境から隔離することが大切だと考える。簡単なことではないが、タスマニア全体で約80%の個体を減少させたこの疾患で亡くなる個体を減らす為には、Simon Dowerさんのような方々の力が必要不可欠なのではないだろうと強く感じた。

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