『ヒゼンダニ症に罹ったウォンバットたちが私有地の整地の後“死んだ”』2018/6/12

      2018/06/12

『Mange-affected wombats ‘disappear’ after private land clearing, group says』(英文PDF)
ABC news 2017年11月21日

担当者:Mino

≪要約≫
タスマニアにあるウォンバットを助ける組織は、タスマニア州北部でいくつかの巣穴が破壊されたことが報告されたのちに、危険にさらされているウォンバットの生息地を保護するために、地域住民により多くの教育、情報発信を求めている。

Wombat Rescue Tasmaniaは、Kelsoの私有地でハリエニシダという植物の野焼きの一環としてウォンバットの巣穴が埋められたと主張している。

このウォンバットのレスキューチームのFacebookに挙げられた一つの写真は、除去整地作業がされている土地の近くで見つかった、火に焼かれて亡くなったウォンバットを示している。

グループの北部担当コーディネーターであるBeatrice Mayne氏はその地域のウォンバットがヒゼンダニ症によってひどい被害を受けていると言った。

「彼(訳注:私有地の所有者)は整地する権利があります。しかし私は、彼は土地の前側を残すことができたのではないかと思いました。なぜならそこはウォンバットの巣穴でいっぱいだったからです。」と彼女は言った。

「(訳注:今回野焼きの被害にあった)彼らは、私たちが昨年ヒゼンダニ症の治療を行ったウォンバットで、よくなっていっていました。」

「土地所有者はその区画をブルドーザーで整地し、そして明らかにウォンバットたちを埋めてしまった。」

「私たちはかつて、いつもでも15頭は見ていましたが、現在は1頭もいない。」

「彼らはすべて一夜にして消えてしまった。」

グループは種のさらなる保護を望んでいます。

「私はDPIPWE(訳注:タスマニア州の環境、水、第一次産業、公園および野生動物を管轄する省庁)に介入してもらいたい。そうすれば、彼らがウォンバットの巣穴を埋める事なくハリエニシダを除去できるかを住民に教えるでしょう。」とMs. Mayne氏は言った。

(訳注:DPIPWE =Department of Primary Industries, Water and Environment)
グループはウォンバットの生息数を保つために、土地を買う事を希望している。

「彼らはハリエニシダを除去する権利を持っていますし、除去すべき、通知義務のある雑草です。しかし、我々が反対しているのはその方法なのです。」とMs. Mayne氏は言った。

DPIPWEは、現在調査中であるが今のところ土地所有者の行動がいかなるウォンバットをも殺した事を示す証拠はないとの声明を出した。

土地所有者は連絡を受け、地域のウォンバットの生息数が減少しているという情報を提供された。

DPIPWEは、ハリエニシダ除去は承認された方法に沿ったものであり、火の使用許可は適切であったと述べた。

タスマニア州の北部にあるNarawntapu国立公園にはたった12頭のウォンバットが残され、ほぼ半分がヒゼンダニ症に罹っていると最近の研究が示した。

≪感想≫
人間によって持ち込まれた植物であるハリエニシダ。
その植物の排除によってともにいなくなっていくウォンバット。
人間による問題に左右される動物はウォンバットに限らず、またタスマニアに限らず、世界で多くの動物が被害にあっています。
その現状を知り、私たちは守っていかなければならないと思いました

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