2011年9月 体験談

      2016/10/11

トレーニングコース 初級編

山口大学農学部獣医学科2年 中津由紀子

私は以前から国際的なものに興味があり、尚且つ野生動物にも興味がありました。そのため、大学在学中に海外で野生動物の実習に参加したいと考えていました。 そんな中、このトレーニングコースの参加者募集のお知らせを見つけました。このコースは、海外で英語を学ぶことと野生動物の実習をすることという、自分の 2つの希望を一度に満たすものであることを確信し、すぐに参加しようと決めました。

オーストラリアでは、とてもたくさんの出会いがありました。とても親切にそして楽しく動物について様々なことを教えてくださったレンジャーさん、オースト ラリア特有の動物に関してたくさんのおもしろいお話を聞かせてくださった獣医師さん、高い志を持ち野生動物保護活動に励むボランティアの方々、きめ細かい 気配りで私たちのお世話をしてくださったAJWCEFの職員の方々、一緒中津由紀子に自炊から実習まで協力して頑張った他の参加者のみんな。どの出会いも私にとって とても貴重なものでした。

このトレーニングコースでは、初めて経験することがたくさんありました。そしていろいろ考えさせられる問題にも何度も直面しました。私たちは、人の手に よって保護され、野生に戻ることができた動物も見ましたし、一方で安楽死せざるを得ない動物も多々目にしました。そして日本とオーストラリアの野生動物保 護に関する様々な違いや、現地の保護活動における良い面、悪い面の両方を知ることもできました。ここで学んだことは、長い間にわたり考えていくべきもので あると思っています。

私はこのトレーニングコースに参加したことで、以前より海外を身近に感じることができるようになりました。将来就きたい仕事の方向性はまだ決めていません が、今回得たものは自分にとって非常に大きな糧になったことは間違いありません。機会があれば上級コースにも参加したいと考えています。本当にありがとう ございました。

岐阜大学 応用生物科学部 樽澤優芽子

koala-ga今回のトレーニングコースでは、様々な実習の経験を通してオーストラリア固有の野生動物の行動を間近で、肌や五感で感じることができました。それだけではな く、レクチャーなどで各施設の獣医師の先生やアニマルケアラーの方のお話を直接聞かせて頂くことで、理論や知識が実体験と結びつき、より多くのことを深く 学ぶことが出来たように感じました。
たとえば、モギルコアラ病院ではコアラの死亡原因に関するお話をお聞きしたり、安楽死に関する資料を頂いたりしました。加えて、実際に交通事故で死亡した コアラを目の当たりにしたり、安楽死の現場に立ち会ったりすることにより、「頭で覚えた」知識に加え、視覚、嗅覚、聴覚、触覚などを通して「感じた」知識 も得ることができました。

また、野生動物保護のあり方や動物の展示の仕方についても学ぶことが出来ました。今回活動させて頂いたデイビッドフレイワイルドライフパークでの展示は、 以前訪れたオーストラリア国内の他の動物園と比べると、たくさんの相違点が見つかりました。そして、日本での展示方法などとも比較して、動物と人間にとっ てよりよい展示とはどのようなものなのかを考えるきっかけにもなりました。人間にとっては動物がよく見えれば嬉しいですが、教育上の観点からみると、野生 本来の生き方も見られるのも良いのかな、と樽澤優芽子も思いました。

在豪日本人の方々や留学生の方とお話させて頂いたこともとても良い経験になりました。いろいろな生き方をされている方々のお話を伺い、大きな刺激を受けました。

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