2014年8月 体験談

      2016/10/11

トレーニングコース 初級編

日本獣医生命科学大学獣医学科 伊藤咲

伊藤咲今回のトレーニングコースでは、オーストラリアの豊かな自然の中で素敵な仲間とともに学ぶことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。行く前には、長いかなと思っていた2週間も終わってみると本当にあっという間でした。
1週目にお世話になったDavid Fleay Wildlife Parkでは、オーストラリア固有のさまざまな野生動物の生態や飼育法について学びました。レンジャーさんと一緒にえさをあげたり、飼育施設を掃除したことが1番印象に残っています。

2週 目はモギルコアラ病院にて、獣医さんから解剖学や問題となっている病気など専門的なことを教わったり、ボランティアの方と一緒に入院しているコアラたちの 世話をしました。日本だったら絶対に見ることのできない珍しい動物たちの解剖を見学させていただき、貴重な勉強の機会となりました。

この他にもカヤックに乗って野生のコアラを見たり、ケアラーさんのお宅を訪問させていただいたり、クイーンズランド大学の獣医学部の施設を見学したりなど さまざまなプログラムがありました。そのどれを通しても感じたことは、野生動物の保護はたくさんの人々の協力のもと成り立っているということです。動物の ことを第一に考えて、それぞれの人々がそれぞれの立場で動いていました。私もいつか獣医という立場でこの協力の輪に加わりたいと思ったので、これからもっ と勉強に励んでいきます。

また、お世話になったオーストラリアの人々がとても明るく元気で優しかったおかげで、楽しく学ぶことができ本当に感謝しています。ここでの出会いや経験をこれからも大切にしていきたいと思います。2週間ありがとうございました。

山口京子

山口京子英語もろくに話せず、オーストラリアの動物といってもコアラやカンガルーくらいしか知らなかった私が今回このトレーニングに応募した理由は「楽しそう!おも しろそう!」という直感のみでした。ですからそんな私にとって、オーストラリアでの生活すべてが新たな発見であり、勉強であり、感動でした。トレーニング では、実際に現地のレンジャーやボランティアの方々に教わりながら、オーストラリア固有の動物たちを世話したり、またコアラに対してはより具体的にケアを したり治療している現場を見たり参加させていただいたりしました。コアラのにおいを嗅げただけでも貴重なことなのに…ど れをとっても人に自慢できる素晴らしい経験ばかりでした!またクイーンズランド大学の先生やコアラ病院のドクターの講義を通して野生動物の生態系について はもちろん、オーストラリア政府や地域社会が野生動物の保護に対してどんな取り組みをしているのかといったことも学ばせていただきました。このような様々なプログラムの中で私の1番の思い出はカヤックで川を下りながら6匹もの野生コアラを見つけたことです!!日本ではペットショップで見るようなきれいな鳥や、見たことのない動物がそこら中にいることを目の当たりにしたとき、オーストラリアが野生動物の宝庫だと実感しました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

またこのプログラムが「トレーニング」となっているように、私たちは毎日、近くのスーパーで食材を買って自炊を行ったり、実習先までは自力でバスで行ったりと、オーストラリアでのリアルな生活を経験しました。
このような観光でもなく、短期留学やホームステイでもない、日本ではできない数々の素晴らしい経験は私にとってかけがえのない宝物です!!

岐阜大学 応用生物科学部生産環境科学課程 2年 H.R

H.R私は、中学2年生の時に見たNHKの ある教育番組をきっかけに多くの動物たちが絶滅していることを知り、その時から将来絶滅危惧種を救うような仕事に携わりたいと思っていました。今回のコー スに参加したのは、日本と海外で野生動物の保護の制度、現状がどのように違っているのかを体験したいと思ったからです。
このコースに参加して、私は本当に多くのことを学ぶことができました。オーストラリアでも施設によっては全く違った方針が取られているということ、政府が完全に協力的であるとは言えないということ、ボランティアが豊富であるから故に起こる問題等、まだまだ改善するべき点は多くありました。また実習中だけでなく、移動中の車内での先生方の体験談や、一緒にトレーニングに参加した仲間との会話、それらの全てから様々 なことを学びました。これらの学び、出会い、経験はすべて私にとってかけがえのない宝物であり、人生に大きく関わるものとなりました。トレーニングコース を終えて、あの時勇気を出して応募してよかったと心から思います日本での野生動物の保護や、生物多様性の保全などの一般に知られている知識は真実とは異なっていることが少なくありません。気になることは自分の足で体験することが一番だと思います。この経験と参加した人との繋がりを大切にして、これからも夢に向かって頑張りたいと思います。このトレーニングコースで私に 関わってくれた先生方、現地の方々、仲間たちに感謝します。

帯広畜産大学 畜産学部 畜産科学課程 4年 八田朋美

学生最後の夏休みに海外へいこうと思っていた私は、学校でAJWCEFのポスターをみかけました。動物保護を仕事にしたいと思いこの大学に来て、考えが変わり今では全く違った道へ進みつつありますが、私の小さい頃からの憧れそのものだと感じ、すぐに応募しました。
私 が強く感じたことは、オーストラリアの動物保護に対する政府のバックアップが日本よりはるかに優れていること。ボランティア団体、施設の充実にも驚きまし た。しかし、生態系での保護のため、繁殖機能をもたない動物の安楽死が淡々と行われるなど非常に考えさせられることもありました。

また、自分が21年間生きてきた日本について何も知らないことに気づきました。海外と日本の間に抱える問題、国内の問題。日本の中からでなく、外からの日本を見ていく必要があると思いました。

中でも一番心に残っていることはAJWCEFスタッフのプレゼンテーションのお話でした。自分がやると決めたこと、夢は全力でやろう、踏みとどまらずに行動に移そうと思います。

来年度から私は動物とは離れた仕事につきますが、今回のトレーニングコースで出会った学生、DFWP・MKH、AJWCEFの方々から学んだことを持ち続けて、必ず何らかの方法で動物保護の力になりたいと思います。

このような機会を設けていただいたAJWCEFのみなさん、本当にありがとうございました。

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