2017年3月 体験談(上級編)

      2017/12/05

亀井拓磨 麻布大学 獣医学科4年

モギルコアラ病院(病気、怪我や孤児のコアラのお世話)

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コアラはほぼすべての個体がクラミジアを持っていて膀胱炎、結膜炎の病気が多いことを知りました。入院しているコアラの世話を実際に経験できて良かったです。餌の種類、ダニのチェック、ボディコンディションを肩甲骨周りの筋肉で判断するなど、とても勉強になりました。

カランビン野生動物公園(飼育管理)

実際に飼育現場を見せてもらい、動物に対する環境エンリッチメントがよく考えられていると感じました。特に鳥類の施設に関して、怪我の度合いや鳥類の種類の違いによって、構造が違ったり、止まり木に足の負担を軽減するためにプラスチックの人工芝を置いていたり、初めて知ることが多くあり勉強になりました。

トレーニングコースに参加して

私は将来、オーストラリアなどの野生動物が豊富な国で野生動物獣医師として働くことがずっと夢でした。なので、実際に野生動物獣医師の仕事を直接見たいと思い、このプログラムに参加しました。参加して、ますます自分も国外で野生動物獣医師として働きたいと思いました。わかってはいましたが、実際に野生動物獣医師の仕事を見て、犬猫だけではなく様々な動物を治療しなければならないので、その動物たちによって異なる体の違い、治療法を勉強する必要があり、相当な努力が必要だと感じました。もちろん語学力も。オーストラリアという環境は自然が豊富で固有の動物たちが多く存在しており、野生動物獣医師として働く場所にはぴったりなので本当に住みたいと思いました。今回の実習で特にお世話になった(カランビン野生動物病院の)アンドリューやフィオナはとても親切で、質問にも優しく答えてくれ、本当にたくさんの事を教えてくれて勉強になりました。このオーストラリアで経験したことを今後に必ず活かしていきたいと思います。勉強面以外の遊びも本当に充実していて、シェアハウスのような感じで、夜はみんなで集まってご飯を食べたり、海にスイカ割りをしに行ったりとても楽しかったです。また、同じような夢をもった仲間たちだったので、色んな話をしたり聞いたりできて良かったです。このオーストラリアで出会ったすべての人たちとは今後も繋がっていきたいと思います。
最後に、このプログラムに参加することができて、ほんまに最高でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

A. H.  麻布大学 獣医学科 5年

モギルコアラ病院(病気、怪我や孤児のコアラのお世話)

コアラの飼育管理について知ることができて、現地でしか学べないことばかりだったのでとてもおもしろかったです。

カランビン野生動物病院(クリニック)

様々な動物の検査を近くで見せてもらい、また質問に対してもこちらが納得するまで説明をしてくださり、本当に親切な対応にとても感謝しています。こちらからの要望に対してもできる範囲内であれば対応してくださって休憩時間などを使って教えてくれたこともとてもありがたかったです。

オーストラリアの動物に特化した動物園という場所で実習できたことは、なかなか知ることのできないそれらの動物の生態を知る入門としても理解を深めるのにもとても良い環境で実習をさせてもらえたと感じています。

カヤックでの野生動物観察


動物園で見る動物はどうしても人の管理による影響を受けて本来の姿が見えにくくなっているので、実際に野生の動物を観察できて感動しました。

トレーニングコースに参加して

日本ではエキゾチック動物に関して基礎的なことを大学で教わることはないので、興味のあるそのような分野を勉強できると思って参加し、想像していたよりもはるかに多くのことを学ぶことができてとても良かったです。特殊な動物やたくさんの鳥を見ることができて、とても面白かったです。また、アンドリュー先生とお話しした際に馬を食べることはないという話をされていて、そういった動物とのかかわり方や食生活の違いなどは新しい発見でした。何よりも本当にどの施設に行っても皆さんの対応が親切で本当に感謝の気持でいっぱいです。日本から参加した仲間もたくさんいて、学年もバラバラだったけど、だからこそいろいろな意見がでて面白かったです。

綾花 学生 日本大学獣医学科4年

モギルコアラ病院

コアラに多いクラミジア症に対してどのような治療を行っているのか、オーストラリアにおけるボランティアさんの役割などを実感できます。また、コアラ一頭一頭の性格や外見の違いを一番感じる時間でした。投薬が嫌な子、警戒心が強い子など、当たり前ですが全然違った性格を持っていて面白かったです。

ボランティアさんが基本的なコアラの世話をし、リーフカッターの方がユーカリを採り、獣医さんが治療をする。日本では野生動物の治療に関わる機会はなかなかないですが、オーストラリアではさまざまな人が役割分担してコアラの保護がされています。ボランティアといえど世話の殆どを任され、日本におけるボランティアよりもその重要度が高いような気がしました。そういった文化の違いも感じました。

カランビン野生動物公園(飼育管理)

ダイナミックなショーで、飼育員の方々はたくさん動物について説明をしています。日本では説明は少なく、動物のかわいいところばかりを見せている様な印象がありますが、こちらのショーでは、かわいさよりも生体の本来の姿だけを見せています。お客さんも真剣に聞いていて、動物のすごさが伝わりやすい紹介がされていると思いました。
猛禽類に対しては、エンリッチメント、すぐに野生へ返すための羽の保存やエサの工夫など細かな配慮が行われていました。あのような野生動物治療が日本でも出来たらいいと思いましたし、将来自分がやっていけたらいいなと思っています。

カランビン野生動物病院(クリニック)

園内のさまざまな動物の日常的な治療を見学することができます。治療の際に気を付けている事、野生動物ならではの治療法を学びました。実際にやらせていただけることも多く、脈、採血だけでも動物種によって差があることが分かります。使う器具についてのレクチャーもあり、私は初めて内視鏡を手にし、扱ってみたことでその仕組みや見え方が理解できました。

トレーニングコースに参加して

動物のことをたくさん学べるだけでなく、文化の違い、環境の違いを実習や日常生活から知ることができるいい経験がたくさんできます。そこで一緒に生活した仲間たちとの交流はその後も続きますし、日本各地に知り合いができるいい機会であるとも思います。

青山菜摘 麻布大学獣医学科3年

モギルコアラ病院

コアラの解剖という、とても貴重な体験が出来ました。解剖学だけでなく、主要な病気による病態を実際に観察でき、他ではできないような勉強が出来ました。またコアラだけでなく、ポッサムやカンガルーなどオーストラリアの固有種なども解剖できました。私はヘビを解剖しましたが、身近にも関わらずその臓器の形態や位置関係、その他構造を全くわかってなかったため、とても興味深かったです。

カランビン野生動物病院


実際に野生動物の診療をまじかで見ることが出来ました。またレクチャーによって、診療だけではわからない、有袋類や単孔類などの日本ではなかなか知ることが出来ない生態や構造を学ぶことが出来ました。個人的にカメの甲羅の治療の練習がとてもユニークで楽しかったです。

カヤックでの野生動物観察

コアラを見つけるのは難しかったですが、実際に川沿いの木にいるコアラを見ることができました。日本では動物園といえどもなかなか見ることのできないコアラが、とても人間に近いところに生息していることが実感できて、不思議な感覚になりました。また、コアラだけでない重要な生き物について、感染症や多様性など様々な観点から保護について考えることが出来ました。水野先生によるウイルスのレクチャーが日本の講義で触れられていないもので、またその宿主を見ながら聞けて、とても面白かったです。

トレーニングコースに参加して

トレーニングコースももちろん勉強になりましたが、オーストラリアで実際に勉強し働いているAJWCEFのみなさんのお話を聞けたことは、将来の進路また自分の生き方に大きな刺激となりました。水野先生をはじめスタッフのみなさんが真摯に学生の話を受け止め、それについてアドバイスしてくれたことがとても嬉しかったし、今からでもまだまだたくさんの生き方が出来るんだなと希望や勇気となりました。みなさんに出会えたことだけでも、このコースに参加する意義はあったと思います。本当にありがとうございました。
また日本でも学生同士で勉強会を開く予定をしています。向上心の強いとてもいいメンバーだったからこそ、帰国後も繋がれたのだと思います。今回学んだことは、みんなで共有し、またこれから学ぶことも共有できるような関係でいたいなと思っています。

淡中崇徳 大阪府立大学生命環境科学域獣医学類三年

モギルコアラ病院

日本にいる間はコアラの交通事故が多いということについて見聞きしたことはあっても、病気について聞いたことがありませんでした。しかし、モギルコアラ病院には思っていたよりも多くのコアラが入院していて驚きました。しかも、その原因菌がほぼクラミジアだけということには更に驚きました。お世話もさせてもらいましたが掃除などは想像通りだったのですが、ユーカリが重くて運ぶときに戸惑いました。細い見かけによらず腕への負荷はかなりのもので、運搬はかなりの力仕事でした。これをこなしているボランティアの皆さんは凄いな、と感心しました。
コアラのレクチャーは丁寧にしていただいてとても感謝しています。質問を大量にしたのにも関わらず一つ一つ答えてくださって分かりやすかったです。
今後の人生で二度とはできないであろうコアラの解剖はとても楽しみにしていました。実際にしてみて今まで解剖したことのある犬や牛、馬、豚との違いを考えながら内臓をみるとコアラのことが少し分かった気がしました。当たり前ですがコアラの内臓は見てきた動物と全然違っていて感動しました。

カランビン野生動物公園


交通事故に遭ったカメや鳥の飼育小屋など飼育施設すべての色々なところに工夫が凝らされていました。その全ては動物たちのエンリッチメントのためであり、動物に対してどれほどの想いをもっているのかが伝わってくるようでした。その中でも猛禽類の飼育施設はその材質から日当たり、広さなどよく考えられており、まるでマンションであるかのようでした。また、子どものワニに触れさせてもらえて感動しました。鱗は思ったより滑らかで少しひんやりとしていてワニからしたら迷惑ですが、ずっと触っていたいくらいでした。

カランビン野生動物病院では本当に多くのことを勉強させていただきました。タスマニアデビルやコアラ、ハリモグラの診察に始まり、パプリカを使っての内視鏡の練習、甲羅の割れたカメへの処置とその練習など、どれも日本にいるだけでは中々触れられない経験でした。柵越しで見られるかどうかというタスマニアデビルとハリモグラが目の前にいるので興奮を隠しきれませんでした。特に甲羅の割れたカメへの処置は印象的で、実際に処置を施したカメでの説明が非常に分かりやすかったです。小さなバケツを使用しての練習はまるで小学校のころの工作をしているようで面白かったです。
印象的というよりは衝撃的だったのは、麻酔銃を使用させてもらえたことです。麻酔針から銃の構造までの詳しい説明の後、実際に持ってみた麻酔銃は気持ちのせいかとても重く感じました。的を狙い緊張のあまり呼吸をするのも忘れて引き金を引くと気づけば狙ったところに針が当たっていて興奮しました。

カヤックでの野生動物観察

人生初めてのカヤックで緊張しました。しかし、漕ぎ方や操縦方法を丁寧に教えていただいたおかげで思った通りに操作することが出来ました。野生のコアラや見たいと思っていたオオコウモリを遠目からでも見ることが出来て感動しました。日が強く肌もヒリヒリするくらい焼けて、ずっとオールを漕いでいた腕も疲れましたが、非常に楽しい経験をさせていただきました。

トレーニングコースに参加して

この実習では人との縁というのを強く感じました。対応してくださったケアラーさん、職員さん、一緒に実習を受けた方々が僕に親切にしてくださって、振り返ってみると感謝の気持ちでいっぱいになります。一緒に実習を受け共同生活を送った方々には多くの迷惑をかけてしまったと思います。今まで初対面の人たちと共同生活を送ったことはなく参加前は不安でいっぱいでしたが、そんな不安を抱いていたのを忘れるほど楽しい毎日となりました。色々なことを教えて下さる職員の方やケアラーさんなど周囲の方々は素晴らしい方ばかりでした。もったいないほどいい人たちに囲まれて幸せな9日間でした。
このご縁を生かして今後も努力を続けていくことが出来たらいいなと思います。

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