2017年3月 体験談(初級編)

      2017/12/15

權 明賢(Diana)  鹿児島大学 獣医学科

デービッドフレイ野生動物公園(飼育管理&観察記録)

毎回違う飼育環境を見回って観察記録をすることで、動物の食性を大雑把に草食、肉食、雑食と覚えていたのを種別で具体的にどのようなものを食べるのか知ることができました。また、食べる習慣や個体の大きさに合わせて切るという点も印象的でした。
夜行性動物のショーで、一匹の動物が観客に露出される時間が短かったのはとてもいい点だと思いました。一般の動物ショーは身近に見られない動物を長々とみて写真を撮るという流れが多いと思いますが、それは動物に対しては大変ストレスになると思っていました。でもデービットフレイでは、片端から逆の方まで移動するという仕組みで、写真は撮れなくても近くで直接動物の本来の意味である動くというのを観察できて良かったと思います。

モギルコアラ病院(病気や怪我、孤児のコアラのお世話について)

まず、コアラによく発症する病気について初めて学び、そのケアの仕方(例:膀胱炎のコアラはおしり付近をシャンプーで洗う必要がある)も実践するという珍しい経験ができました。その病気の原因はストレスであり、ストレスの中には生息地の減少も含まれていると聞き、野生動物保護というのは怪我を治療して野生に戻すことより根本的な問題にも興味を持つべきだと思いました。また、毎日違うボランティアの方々が来て世話をしており、中には30年間来ているという話を聞きその純粋な情熱を学ぶべきだと思いました。

モギルコアラ病院(レクチャー)

クオンちゃんTWS2
身近では見られない単孔類や有袋類について巨視的にはどの地域に生息しているか、微視的にはその解剖学的特徴や繁殖について学ぶことができました。また、各講義の後にした私たちの全ての質問に対して真剣に答えて下さった院長のアラン先生に感謝しております。講義の内容とは別に日本と違う獣医の専門医システムがあるということ、就職状況なども知ることができました。また、動物倫理、福祉に関して先生と他の皆とディスカンションすることにより自分の視野が広まったと思います。

トレーニングコースに参加して…

獣医関連の講演会や交流会などの多くは東京で実施されており、他大学の獣医学生と会う機会がなかったので、今回を通して他の大学の話も聞くことができた上、意見交換もすることができてとても良かったと思います。また、毎回違う人たちと班を組むことで同じグループの8人皆と接する機会が多くて嬉しかったです。活動以外に皆と一緒にプールで遊んだり、お互い食べ物を分け合うなど楽しい思い出もたくさんできました。
生活面では、2週間の間、自分たちで買い物をして自炊をするということ、各機関の職員の方々と同じ時間に出勤退勤することにより、旅行感覚ではなくオーストラリアの生活の中に溶け込めた感じもしました。今回私たちの班はブリスベンに先に滞在し、その後ゴールドコーストでの生活でしたが、後半の一週間は初めて生活する町にすぐ慣れたような気がして驚きました。今回の経験と感覚を生かして、今後も新しい地域または国にすぐなじむことができると思いました。
豊富な知識を得ただけではなく、色んな方々と直接、質疑応答をすることによって私の考え方の柔軟性が増したこと、大切な仲間ができたこと等、本当にいい経験になりました。ありがとうございます。

TAMMY 日本大学 生物資源科学部 動物資源科学科 3年

デービッドフレイ野生動物公園(飼育管理&観察記録)

オーストラリアは動物愛護に厳しい国だと聞いていたので動物園も生息地に近い状態の飼育舎かと思っていたが、バックヤードは床がコンクリートであったり、人工芝であったりした現場をみることができ、印象深かった。動物たちが動物公園に来た時の様子や慣れさせるまでの取り組みなどの話から、レンジャーの観察力に感心した。野生動物であってもヒトとの距離を縮められることを知った。

デービッドフレイ野生動物公園(レクチャー)

もちろん内容も興味深かったが、相手に伝えようという気持ちが伝わってきて、プレゼンの仕方も非常に参考になった。日本の公務員は数年で職場を離れてしまうことがしばしばあるが、デービットフレイ(クイーンズランド州政府の機関)での飼育管理書作成の話を聞いて同じ人が継続して観察することの重要性をあらためて感じた。
アボリジニーについて、その歴史や、生活、オーストラリアでの認識が学べた良い機会だった。

デービッドフレイ野生動物公園(その他)

傷ついた動物を治療し、教育に生かすという方法が新鮮に感じられた。日本でも野生動物の保護施設はあるが、デービットフレイ野生動物公園のように市民が気軽に立ち寄ることのできる存在ではないように思う。日本でも生態展示をもっと浸透させていくべきだと思うようになった。
海外のレンジャーと話すことに憧れていたので、下手な英語ではあったがじっくりと聞いていただきうれしかった。自分と年の近いレンジャーや、女性のレンジャーが多かったことに勇気づけられた。

モギルコアラ病院

世話の大部分をボランティアに任せていることに驚いた。レンジャーやボランティアと話す中で、オーストラリア政府も野生動物保護に対し、様々な立場をとることに気づいた。日本の国立公園での実習時も意見の衝突を感じたが、オーストラリアにもまだまだ解決しにくい問題が残っていることが理解できてよかった。

カランビン野生動物病院の訪問

カルテやデータがすべてコンピュータ管理であることはさすがオーストラリアと思わされた。停電の時の備えは大丈夫なのだろうか。

カヤックでの野生動物観察

コウモリの集団は衝撃的だった。住宅地開発とコウモリの話は考えさせられた。他の生態系に大きな影響をあたえるからと住民を納得させた政府の対応に日本との違いを感じた。川沿いに並んだ住宅地がきれいであこがれた。

コアラなどの野生動物ケアラーさんを訪問

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今回のトレーニング中に出会ったボランティアさんやケアラーさんは経験が長く、本当に動物が好きでないと務まらない仕事だと実感することが多かった。
リリースをするための飼育管理は伴侶動物を飼育するよりもはるかに難しいと思った。

RIHO 東京農工大学 共同獣医学科

デービッドフレイ野生動物公園(飼育管理&観察記録)

それぞれの動物の生態を考慮した飼育の仕方を学ぶことができ、また日本では触れたり見たりできない動物と関われる貴重な体験ができました。特にワラビーはとてもかわいらしかったです。
行動観察では、毎日同じ個体を同じ条件で観察することで、病気などの異常をいち早く発見できることを学びました

デービッドフレイ野生動物公園(レクチャー)

絶滅が危惧されている蝶の保護活動や、カモノハシの詳しい生態などを学びました。断片化の問題は日本にもあるので応用できることがあるのではないかと思いました。

モギルコアラ病院(病気や怪我、孤児のコアラのお世話について)

お世話の際に注意すべきことを教えてもらったり、実際に薬を与えたり、汚れたところを洗ってあげたり、ほかではできない経験がたくさんできました。かわいいコアラとたくさん関われました。

モギルコアラ病院(レクチャー)

単孔類、有袋類の詳しい生態を学びました。ほかの哺乳類との違いが予想以上に多く、とても面白かったし勉強になりました。

カランビン野生動物病院の訪問

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ボランティアの人はとても重要だなと思いました。鳥の羽を冷凍保存してけがをした個体の移植に使っているのはマネしたらいいと思いました。

トレーニングコースに参加して…

私は大学での講演会と先輩からの勧めで参加しました。
もともとオーストラリアの野生動物にとても興味があったのですごく楽しみにしていました。
実際に参加してみて想像以上に楽しくて充実した2週間を過ごすことができました。
本当に行って良かったです。野生動物に興味のない人も将来動物に関わる人には絶対に役に立つ経験ができると思います。後輩にも勧めたいと思うし、自分でも何度もオーストラリアに行きたいと思いました。
今回のもう二度とできないであろう貴重な経験を将来に生かしたいと思いました。

渡辺 政 日本大学 動物資源科学科 3年

デービッドフレイ野生動物公園(飼育管理&観察記録)

まずオーストラリア(自国)の動物のみを自然の環境に近い中で管理しているという部分が、日本ではあまり見られないと思い新鮮でした!外国の動物を展示することも大切だと思いますが、それ以上に自国の動物や彼らがおかれている状況、自然について現地の方や観光客に知ってもらうことはもっと大切なのではないかと思いました。また、お世話になったレンジャーの皆さんはとても明るく親切に、時に冗談を交えつつ楽しく動物たちのことを教えてくださいました!その際にどのレンジャーさんもしっかりと動物のことを考えて管理しているのだということが、エンリッチメントや小さな工夫などから伝わってくるようでした。特にヘビなどは時々ケージから外の地面に出してあげているというお話が印象的でした。

カヤックでの野生動物観察

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実際に野生のコアラやコウモリなどを民家のすぐ近くで見ることができ、セミナーなどでも聞いていた開発などによって人との距離が近くなっているということを改めて実感できました。

モギルコアラ病院(病気や怪我、孤児のコアラのお世話について)

ここに来るまでコアラのクラミジアについて知らなかったし、そこに開発によるストレスなどが関与しているとは思ってもいなかったです。

コアラなどの野生動物ケアラーさんを訪問

自分の家の一部を改造して、多くの時間を割いてまで、コアラのために活動していることにとても尊敬しました。このようにオーストラリアには動物のことを心から大切に思って行動している人が多いように感じました。

トレーニングコースに参加して

増えすぎた野生のカンガルーをうまく食肉利用できていたことや、ポッサムやコアラなどの野生動物と人との距離が近かったのが印象的でした。
期間中は基本的に自炊だったので、現地のスーパーで買い物などができ、野菜や肉の量り売りやお菓子、調味料の種類の多さなどを知れたり、バスやトラムに乗ったりしたこと、海に行ったことなどでオーストラリアの生活観を体験できたのも貴重な体験となりました。

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