2018年3月 体験談(上級)

      2018/10/25

吉田南海 岐阜大学応用生物学部生産環境科学課程

カランビン野生動物病院 

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怪我の処置だけではなく、内視鏡検査、病気の予防のための処置、マイクロチップの管理などさまざまな場面を見学することができてとてもいい経験になりました。寄付でなりたっている病院であるため処置の時に確実かつ低コストな方法を工夫しながら行っていることにとても驚きましたが日本でも生かすことができる方法ばかりでした。獣医学についての知識はあまりなかったですが、獣医の先生や看護師の方、グループのメンバーが丁寧に説明してくれたおかげでさまざまなことについて理解することができました。

カランビン野生動物公園

エンリッチメントについてとてもよく考えられたえさや配置でとても参考になりました。特に、鳥の展示の場所では展示の中に環境の差をうまく作り出したり、それによって鳥の好みによって行動しやすくなったりと見ていて面白く動物にストレスも少ないような構造になっていると感じました。

トリッシュさん

最初に個人の家でどうぶつを保護していると聞いた時に大変だろうなと思うと同時に、団体で保護しているところより施設などの環境が十分ではないのではないかと思っていたが、予想とは違い十分すぎる施設がありとても驚きました。野生動物保護は最後には野生に帰すことが目標なため、人なれをさせないことが大変だと感じました。

トレーニングコースに参加して

上級では初級に参加した時よりさらに、動物、環境について詳しく知り動物、環境、社会のかかわりのバランスを取って行くことの難しさや、日本とオーストラリアでのそれらについての関わり方のちがいなどについてより一層考える機会を与えてもらったと感じています。スタッフの方々や病院の方たちが分からないことなどを聞くと親切に教えてくださったのでそれぞれの実習についてよく理解しながら行うことができました。また、オーストラリアでサポートしてもらいつつ自分たちで生活したことで日本とオーストラリアの違いを再発見することができとても楽しかったです。

 

R.O 大学生

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はじめは、英語が通じるか、上級コースの内容についていけるか、どんな人と一緒になるのかなど不安も多かったのですが、いざ始まってみるとスタッフの方も他の参加者も話しやすく優しい方ばかりで、安心して過ごすことができました。コース中は常に通訳の方がついてくれていてわかりやすく説明してくださり、獣医学生でなく英語もほとんどできない私でも内容を理解することができたので、とても助かりました。
実習先の病院や施設ではカメやオオトカゲ、ハリモグラの治療、ワラビーのお世話などなど日本では絶対にできないような経験をたくさんさせていただき、毎日が新鮮な発見や驚きの連続といった感じで、忙しくもとても楽しく充実した日々でした。個々の動物についてだけではなく、野生動物に対する考え方や保護の仕方が日本とは大きく異なっているということも実習を通して知ることができ、自分の世界観が大きく変わったと感じます。
また、現地の人と同じようにバスに乗ったり、スーパーで食材を買ったりと、オーストラリアの日常生活を体験する中で、オージーの人達の明るく優しい人柄がとても印象的で、オーストラリアが好きになりました。フリーの時間にはみんなで海へ遊びに行ったり、学年関係なくたくさん話したりできたのもとても楽しく、良い思い出になりました。
9日間という短い期間のなかで、貴重で素晴らしい体験を数え切れないくらいたくさんさせていただき、世界が大きく広がりました。勇気を出して参加して本当に良かったと思います。この経験で得た知識を、日本でもぜひ、他の人に広めたり、何かに活かしたりしたいです。一緒にコースに参加した方々、AJWCEFとカランビン野生動物病院はじめ実習先の施設の方々に本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

Y.K 大学生

カランビン野生動物病院 

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普段大学で農学系の勉強をしている私にとって、カランビン野生動物病院で見る全てが真新しいものでした。特に、運ばれてきた動物の手術や解剖を間近で見ることが出来たのは、貴重な経験になりました。治療方法など、私たちには難しいことも丁寧にかみ砕いて説明してくださったので、理解しやすかったです。休憩時間や自由行動の日にカランビンワイルドライフサンクチュアリの方にも行きましたが、展示環境などが日本の動物園と余りにも違っていて、とても驚きました。日本にはない大規模な生態展示を自分の目で見ることが出来て、良い勉強になりました。

カヤック

私は人間の目線と同じ高さにいる動物園のコアラの姿しか知らなかったため、川沿いの木の上部にいるコアラ本来の姿は新鮮でした。また、フルーツコウモリの扱いに関しては、地元住民と政府の間に軋轢があると知り、どの国にも野生動物に関する問題はあるのだなと思いました。

ケアラーさん宅での実習

実際にワラビーの赤ちゃんにミルクをあげたり、カンガルーやワラビーの糞を掃除して、かわいいと思うと同時に、想像以上に神経や体力を使う作業なのだと実感しました。人間に馴れさせないように世話し、また、カンガルーなど動物によってはこちらに危害が及ぶ危険性も考慮しておかなければならないなど、野生動物を相手にするというのは大変なことなのだなと思いました。

コース全体

空港で他の参加者と合流するまでは不安で一杯でしたが、皆優しい方ばかりで9日間とても楽しく過ごせました。また、オーストラリアにいる間は実際に現地の人と英語で話さなければならない場面もありましたが、自分の拙い英語でも理解しようとしてくれる現地の人の優しさにも触れることが出来ました。日本からほとんど出たことのなかった私に、海外に行くという一歩を踏み出させてくれた今回のトレーニングコースには感謝しかありません。今回参加して本当に良かったです。

 

かろり 大学生

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英語力がなければ、獣医の知識もない。ただ動物が好きで、動物のことを知りたいという思いだけで上級トレーニングコースに参加しました。待っていたのは素敵すぎる日々。座学では得ることのできない技術、知識、感情を五感すべてで感じて学習できる毎日でした。また、自分について考える機会も頂きました。私はこの研修に参加したことでオーストラリアや野生動物の知識を得ただけではなく、将来の夢が固まり、残りの大学生活をどう有意義に使うかをプランニングできました。もし参加しようか迷ってる方がいたら、ぜひ参加してほしいです。絶対に後悔しません。

 

Y・S 大学生

IMG_20180308_125112今回はカランビン野生同ブル病院での実習ということもあり、トレーニングコース初級よりも獣医学の専門的な知識を学ぶことができました。扱う動物種、および生理学的、解剖的特徴が非常に多様であり、それに合わせて、保定や治療法といった対応も多岐にわたります。奨励によって状況が目まぐるしく変わるため、とても刺激的な実習になりました。また、日本の大学の実習では体験できない処置や野生動物の剖検をすることができ、加えて、麻酔銃や超音波検査、内視鏡捜査の練習もさせていただき、とても実践的な経験となりました。そして、指導医であるDr. Andrew が、積極的に参加できるようフォローしてくださったおかげで、最後まで真剣かつ楽しみながら実習することができました。野生動物孤児のケアラーさんのお宅では、ハリモグラの人口哺乳という大変貴重な経験をさせていただきました。保護されてハリモグラには申し訳ないですが、おそらく、日本人でハリモグラの人口哺乳をしたことのある人はめったにいないだろうと思うと、少し自慢げに感じています。動物種や成長過程に合わせて、飼料や飼育方法を変えるきめ細やかな対応には、終始頭が下がる思いでした。また、動物たちの世話をしながら大学で学位を取られたことに、非常に感銘を受けるとともに、自身や勉学に対して身の引き締まる思いでした。
トレーニングコース初級に引き続き、上級でも非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。これもひとえに、各施設でお世話になった方々、AJWCEF職員の方々のご助力のおかげであると、心から感謝しています。そして、今回も一緒に実習に参加したメンバーに恵まれ、実習以外の時間も満喫することができました。携わった方々の熱意や姿勢を思い出し、日本でもそれに負けじと精進していきたいと思います。

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