NEWSLETTER Vol. 10 2014 年 10月

      2016/05/04

AJWCEF会員及びご支援を頂いております皆様へ  AJWCEF理事長 水野 哲男

皆様におかれましては平素よりAJWCEFの活動をご支援頂き誠にありがとうございます。お陰をもちまして幣財団の野生動物保護啓発活動も順調に進んでおり、陸上および海洋の野生動物保護トレーニングコースにはすでに150名を越す方々にご参加頂きました。この方々はトレーニングコース中に野生動物保護や救護の実態を体験され、多くの新しい経験や知識を吸収されたと思います。コース終了後これらの方々が知識を受け取る側から与える側に変わられ、より多くの皆様に地球の健全な生態系の維持の大切さを伝えていただける事と信じております。

近年、オーストラリアはシドニー、メルボルン、ブリスベンを中心に都市開発が進んでおり、大都市周辺の住宅開発も地域によって目覚しい速度で進んでおります。最近は特に環境に配慮し緑を取り入れた開発が多く見受けられるようになりました。しかし、このような開発の際に使われる街路樹や公園の植物は、ユーカリを代表とするオーストラリアの固有種ではなく、見栄えの良い外来種が多く使用されます。コアラを代表とするオーストラリアの野生動物たちは、長い間ユーカリの森に順応し暮らしてきました。残念な事にこれらの動物たちは外来の植物の森では生きていけないのです。考えてみれば非常に基本的なことですが、開発をする場合によく見逃されてしまいます。
AJWCEFではトレーニングコースやスタディーツアーを通しこのような野生動物保護の重要な点を実際に体験していただき、皆様に身近な環境から見直していただくきっかけをご提供しています。そして、この小さな環境保護がやがて地球の生態系の保護へつながっていくことを心から期待しております。引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

最後に、私事で恐縮ですが、この度クィーンズランド州レッドランド市より親善大使および国際関係顧問を拝命いたしました。レッドランド市はオーストラリアでも有数のコアラの生息地でありますが、急速な都市開発によりその数が激減しております。市といたしましては環境や野生動物の保護に益々力を入れる姿勢を打ち出しており、微力ながらAJWCEF共々貢献していく所存です。引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

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