NEWSLETTER Vol. 12 2015 年 11月

      2016/05/04

「私たちはすべての者にとって最良の結果が達成されるように開発業者にも働きかけています。」
By Helen Darbellay (イプスウィッチコアラ保護協会)

皆さんもコリンウッド公園周辺で土地開拓が起きている事にお気づきかも知れません。これはウッドリンク・ヴィレッジ・エステートの第一弾です。

(訳注:イプスウィッチコアラ保護協会会長の)ルースと私は、開発がどのように進められるべきか、またどのようにすれば野生動物にとって最良の結果を達成し得るのかについて開発業者とイプスウィッチ市議会と議論を重ねてきました。全ての野生動物にとって一番良いのは、言うまでもなく、彼らの生息地が手付かずの状態で維持されることでしょう。しかし残念ながら、それは不可能だったり、非現実的だったりします。私たちが森林保護に執着すれば、人々は私たちに「極端な環境運動家」というレッテルを貼るでしょう。そうなると何も達成することが出来なくなってしまうのです。何年も前にこの地域の開発許可が出てしまっているのです。

開発で伐採される木の埋め合わせに別の地域に木が植えられます。それは遠い未来には役立つかもしれません。しかし、それは何年も先で、いま生息地を失おうとしている野生動物たちには何の役にも立たないのです。

possum in hollow多くの野生動物が複数の巣穴を必要としています。しかし巣穴となる空洞の形成に100年またはそれ以上かかると言われています。

開発業者への働きかけによって、Goodna Creek(河川)沿いの既存の生息地の維持と強化、また(断片化した)生息地を繋ぐ回廊を拡大する計画を作る事が出来ました。彼らは雑草を根絶し、地域の重要な植物相のエリアや個々の樹木を紹介する看板を設置し教育に役立つ散歩道を作ります。

伝統的な所有者(訳注:先住民)にも、ブッシュタッカー(訳注:オーストラリア原産の植物を使った先住民の伝統的な食べ物)を教えたり、ブッシュタッカーに使われる植物のエリア作りに関わってくれることを私たちは期待しています。

また、地域の学校の子供たちが植林し、自分の名前をつけて自分の木として所有する計画もあります。

生息地を繋ぐ回廊が拡大・向上されることによって、野生動物たちは河川に沿って分散できるようになります。そしてコアラが今も生息している二つに分断された生息地を繋ぐことが出来るでしょう。この回廊は他の野生動物たちにもより大きく、より安全な移動を可能にします。

これはただ作られ、そして放置されたりはしません。再び雑草が蔓延ったり、ゴミだらけになったり、破壊者たちの遊び場になることはありません。定期的に監視し、問題を報告するための関係者による小さな委員会が作られます。イプスウィッチコアラ保護協会のメンバーがこの委員会の一員として参加します。イプスウィッチ市、地域の学校、そして伝統的な所有者たちからも代表者がこの委員会に参加する事になります。

AJWCEFでは今後も献身的で愛情に溢れた野生動物ケアラーたちの活動の支援を続けていきます!
野生動物保護トレーニングコース(初級)ではイプスウィッチコアラ保護協会の野生動物ケアラーを訪問しています。

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