野生動物レスキュー日記 2012 年1月1日

      2016/07/07

●レイザー君● BY TOSHIMI

2012 年1月1日
Razor1レイザーくんは刑務所の柵に張り巡らされた鋭い剃刀のようなワイヤーに登って、手足や脇の下、腹部に切り傷を負いました。実はこういった柵やネットの被害に 遭う野生動物は少なくなく、この一ヶ月ほど前にも全く同じ場所で別のコアラが被害に遭って救助されています。

レーザーは応急処置のため、最も近くにあった大学の動物クリニックに 運ばれ、翌日コアラ病院に搬送されました。左手の傷は特にひどく、腱が見えるほどでした。傷口の消毒や抗生物質の投与を受けましたが、感染症などが心配で 付きっきりの看病が必要な状態でした。

そこで、ベテラン野生動物ケアラー、ヘレンさんの家で傷口が良くなるまで経過を見ることになりました。ヘレンの家での最初の数日は殆どユーカリを食べず、ヘレンさんを心配させましたが、救助から約2週間後、1月16日には傷口が化膿することもなく回復に向かい、木登りなどのリハビリのためにコアラ病院に入院しました。

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