野生動物レスキュー日記 2012年2月15日

      2016/07/07

●マウンテン・ブラッシュテールド・ポッサム●2012年2月15日 BY TOSHIMI

possum22月14日、バレンタインデーに救助されたのは、右足に怪我をしている雌のマウンテン・ブラッシュテールド・ポッサムでした。ポッサムは比較的多く見られ、 中には家の屋根に住むものもいて、オーストラリアの固有種でありながら捕獲して別の場所に移す人もいるほど迷惑者と思われることもあります。しかし、このBOONAHという地域のポッサムが住む家のオーナーは、幼少のころからポッサムの家族と共に生活し彼らを本当の家族のように思っていました。そして、怪我をしているのを発見したオーナーがレスキューの要請をしたのです。比較的生息数が多いポッサムは、住処や食糧の競争率が高く、生き抜くためには100%の健康状態でなければならず、大きな怪我や長期に治療が必要と判断される場合には安楽死ということもあるといいます。このオーナーにとってポッサムは家族同然。なんとか無事であるようにと見送りました。

診断の結果は「ポッサムはかつて交通事故に遭い骨折したようであるが、折れた部分が自然に再石灰化が起こって治癒している」というものでした!一見、負傷し ているように見える足は既に完治しており、もと居た彼女の家の屋根に帰られることになりました!ポッサムの家族とオーナーの家族の喜ぶ顔が目に浮かびます!

この地を人間のものだけだという観念を改めて住処をシェアするという姿勢からも、野生保護はできるんだという良い例だと思います。これからも、オーナー一家、ポッサム一家が幸せに暮らしていってくれるといいですね!

 

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