応用トレーニングコース 詳細

応用・野生生物保護トレーニングコースでは2019年以前に行われていた初級トレーニングコース修了者、2020年以降に行われている基礎トレーニング修了者、またはそれと同等の知識のある方を対象に、また上級トレーニングコースの環境保護と海洋生物保護トレーニングコースの海洋環境保護の部分を合わせ、オーストラリアの野生動物を取り巻く海洋/陸上環境の二方面からアプローチし、幅広く実践的に知識や技術を習得して頂けるようになりました。
海洋については、オーストラリアで最も権威のある大学のひとつであるクイーンズランド大学の協力のもと、ブリスベン沖モートン湾に位置する世界最大級の砂の島・ノースストラッドブローク島にある大学施設、モートンベイ海洋研究センターを基点に海洋環境及び生物の保護について知識を深めます。陸上については、カランビン野生動物サンクチュアリにて、オーストラリア固有の野生動物たちの特性や保護の実態を学びます。カランビン川のカヤックによる野生動物調査では、自然環境における野生動物の生態観察を基に、都市に生息する野生動物と人との共存についても検討し、野生動物保護や救護における倫理並びに動物福祉などについても実例を通じて学びます。
(※2019年以前に行われていた海洋生物保護トレーニングコースはこちらのトレーニングコースに組み込まれました。)

主な実習及び見学施設
1. University of Queensland Moreton Bay Research Station
クイーンズランド大学 モートンベイ海洋研究センター
2. Currumbin Wildlife Sanctuary(National Trust)
カランビン野生動物サンクチュアリ
3. Kayaking at Currumbin River
カランビン川でのカヤックによる自然環境調査
4. Wildlife Rescue Rehabilitation & Education Association
野生動物救護リハビリ教育協会
5. Birds QLD & Birdlife Southern Queensland 
バード クィーンズランド(クィーンズランド州 野鳥の会)

※実習施設はやむを得ない事情により変更になることがあります。

講義内容例
1. オーストラリア野生動物(有袋類、単孔類)の比較解剖
2. 動物園内の野生動物の予防医学(寄生虫、ワクチンなど)
3. 人と野生動物の共存(ディンゴを例に)
4. オーストラリアにおける野鳥保護と鳥の分類と同定
5. オーストラリアの重要な人獣共通感染症
6. イルカ、クジラ、ジュゴンの生物学
7. モートン湾におけるウミガメと海洋のごみ
8. 海洋公園の管理
9.オーストラリア野鳥保護について など

※講義内容はやむを得ない事情により変更になることがあります。
※講義中は必要に応じ日本語に通訳いたします。

実習内容例
1. 動物園動物の問題行動調査
2. 野生動物のリハビリテーション(油の付着した鳥の処置)
3. 回復した野生動物の自然界へのリリースの準備
4. 野生動物の栄養学(ハリモグラの給餌も含む)
5. 比較解剖(コアラと他の動物)
6. 野生動物の捕獲法(ブローガンなど)
7. 動物園内の野生動物の予防医学(寄生虫、ワクチンなど)
8. カヤックでのカランビン川流域の野生動物及び生態系調査
9. モートン湾の干潟の生物調査
10. 地引網による海洋生物捕獲と魚の形態による同定
11. 海洋のごみの調査
12. 海洋生物調査(イルカ、ウミガメ、エイなど)
13. プランクトンの同定
14. バードウオッチング(鳥の分類、同定法)など
15. 野生動物の救護・リハビリテーション (主に有袋類、鳥類、爬虫類など)
16. 野生動物の人工授乳と管理

※実習内容はやむを得ない事情により変更になることがあります。
※実習中は必要に応じ日本語に通訳いたします。

次回コース開催期間
2021年3月予定

募集期間
2020年11月頃 予定

募集対象
AJWCEF初級トレーニングコース修了者、又は野生動物に関して初級トレーニングコース修了者と同等もしくはそれ以上の知識を有し、より広く野生動物保護について学びたい方。