サンディエゴ動物園の類人猿は人間以外で初めてコロナウィルスのワクチンを接種した霊長類2021年6月22日

      2021/06/22

『Apes at San Diego Zoo become first non-human primates to receive COVID-19 vaccine』(英文PDF)

ABC News 2021年3月5日

担当:Togy94

≪要約≫

サンディエゴ動物園で飼育されている9匹の霊長類(オランウータン4匹、ボノボ5匹)は、世界で初めて

コロナウィルスのワクチン接種をおこなった人間以外の霊長類として知られ獣医の歴史に記録を残した。

接種個体のうちの1匹は、1994年に類人猿で初めて心臓切開手術を経験した時から動物園の見出しを

飾っていた、28歳で “カレン”というメスのスマトラオランウータンだった。

9匹のサルたちはそれぞれ、もとは犬猫用に開発されたワクチンを実験的に2回接種し、副作用もなく順調に広報担当のダーラ・デイビスさんが言う。

動物園当局はサンディエゴ動物園のサファリパーク傘下の8匹のゴリラの群れが1月にコロナウィルスに感染したことを受け、その感染は霊長類に対しての初めての感染記録となったのだが、動物の健康について懸念し予防注射を実行することとした。

肺炎と心臓病をかかえた“ウィストン”という48歳の雄の成熟したゴリラを含む8匹のゴリラの容態はよくなっており、完治に向かっている、とデイビスさんは言う。

ゴリラのウィンストンは人間以外のコロナウィルス抗体療法を含む様々な薬を用いて治療をおこなった。

獣医はゴリラの疫系にウィルスに対する抗体ができていると仮定し、ワクチンは接種していなかった。

ゴリラたちは無症状の職員から病気に感染したと思われる。

予防注射のため選ばれたオランウータンとボノボは動物園で飼育されている大型類人猿のなかでウィルスに

感染するリスクがありまた、接種が容易であると考えられている。飼育員はご褒美を与えることで注射針から動物たちの気をそらし、予防接種を行った。

飼育員は1月に複数の動物の予防接種を実施し2月まで続ける予定で、最後に残った数頭は3月に実施すると

デイビスさんは言う。

獣医製薬会社のゾエティスに拠って開発されたワクチンはまだ類人猿でのテストが行われていないが、

異種間での予防接種の実施は珍しくなく、動物園の類人猿は人間用のインフルエンザやはしかの予防注射をうけることがある。

~感想~

今回の記事でメインとなったゴリラだけでなく、ペットとして飼われていた犬や動物園で飼育されていたトラ

などからもコロナウィルスが検出されたニュースもありましたね。自分たちの身を守ることで精一杯なのが現状ですが、実は感染経路は人だけじゃないという情報はまだしっかりと皆さんに行き届いていないように感じます。

今のところは動物から人への重大な感染ニュースは聞いた事がありませんが。コロナウィルスもどんどん変異株が発生しているので、感染力が強まれば可能性もなくはないです。動物の為にも自分の為にも感染予防はより大事になりますね。

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