森林火災の危機 「コアラについて飛び交う噂」2020年9月15日

      2020/09/15

『Fur flues over Koalas』(英文PDF)

Courier Mail  2020年1月18日

Greg Stolz 記

 

担当:N.M.

《要約》

資金調達で忘れられた野生動物

森林火災の被害にあったコアラをめぐる論争において鋭い意見が出ている。

コアラの専門家の中でのリーダー的なある人物は、5000万ドルもの野生動物保護救済基金において、クイーンランド州は「その存在を忘れ去られている」言って、Morrison政権の森林火災の対応を非難した。

政府は今週、クィーンズランド野生動物病院に300万ドル、州南東部とニューサウスウェールズ州の北部の生息地の生息地の復元のための300万ドルを含む基金を発表した。

 

しかしドリームワールド野生動物財団長のAl Mucciは、森林火災でやけどを負った動物 への単に「一時しのぎ 」ではなく、クイーンズランド州が世界を主導する長期コアラ保護プロジェクトにもお金を使うべきだと言う。

 

「比較的コアラがほとんどいない大都市の動物園には、多額のお金が使われている。野生動物病院が支援を受けているのは素晴らしいことだが、動物が一時的な保護を受けた後はどうなるのか?コアラは山火事が起こる前から 危機に瀕しており、死にかけていた。」

 

何万ものコアラを含む、推定10億の野生動物が森林火災により命を落としてきた。

 Mucci氏は野生動物の回復への取り組みを支援するために、連邦政府から任命された専門家パネルの中に、クイーンズランド州民はいないと述べた。

 また彼は、病気や生息地破壊の危険にさらされている野生のコアラを捕獲し、より安全な場所に移動させる活動に関与するプロジェクトである、Living Koala Genome Bankには連邦政府の資金は供給されなかったと言う。

 Mucci氏は、火災で救出されたコアラやカンガルーの子供がプロジェクトの一環として育てられ、森林火災で一度荒廃したものの再生した生息地に、彼らを放すことも可能であろう と言った。

 連邦環境大臣のSussan Leyの広報官は、5000万ドルは「初期の対応であり、更なる資金調達がまもなく行われる。」と述べ、600万ドルがクイーンズランド州に割り当てられるであろう。

重要な仕事(写真):

カランビン野生動物病院で火傷の処置をするMichael Pyne医師とRenee Lowery。

Nigel Hallett撮影

感想

オーストラリアの森林火災により多くの生物の命が落とされ、自分自身とても心を痛めていました。なかなか日本から支援をすることができず、歯がゆい思いをしていました。

 保護活動の中で資金運用は大変重要であり、現場だけではなく、運営側にも目を向けることが必要だと思います。今回他国の政治情勢を知ることができ、とても勉強になりました。普段耳に入ってくる他国の情報は日本のメディアが報じているもので、現地の新聞を読むことができるのは貴重な機会でした。

 鎮火した今、生態系の回復が叶うことを祈ります。

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