グレートバリアリーフでのカメとプラスティックについての研究における大きな変革 2021年12月21日

      2021/12/21

『'Game changing' study of turtles and plastics on Great Barrier Reef 』(英文PDF)

ABC Wide Bay  2021年9月5日

Johanna Marie記

 担当:RM

≪要約≫

(写真下のコメント)野生のウミガメから採った血液サンプルは、より多くの個体群の典型となるとキャシー・タウンゼンド博士は言う。(ABCニュース:ヨハンナ・マリー)

グレートバリアリーフの南にあるレディエリオット島を泳ぎながら、ウミガメたちは幸せで健康に見える。しかしそれは、研究者たちが危惧する内にある問題とは異なる。

サンシャインコースト大学(USC)の学生たちは、ウミガメたちがどれだけおのプラスティック汚染にさらされてきたか、そして、体内に入っている可能性のあるその他の化学物質を調子している。

「この調査は始まったばかりです。なぜならウミガメが飲み込んだプラスティックの量を調べるために生きたウミガメをサンプルとして使うことを誰も思いつかなかったからです。」とUSC博士課程の学生ケイトリン・スミスは言った。

その方法とはクイーンズランドの海岸で捕まえたウミガメも含み、捕獲したウミガメの血液、組織、甲羅のサンプルを採取後自然に返すのだ。

USC動物生態学講師キャシー・タウンゼンドによれば、科学者たちは以前は死んだウミガメしか調べることができなかった。

「これはまさに大きな改革です。波に打ち上げられた病気で弱っていたり死んだウミガメだけでなく、今は個体群全体を調べることができるのですから。」とタウンゼンド博士は言った。ストローやカトラリーのような使い捨てのものは、今月初めに使用禁止となった。

クィーンズランド州政府は、この対策で2年先にはプラスティックごみが約20%削減できることを期待している。

 

データと法令の比較

タウンゼンド博士は、この禁止措置が有効かどうかを判断するためにはチームがウミガメたちから集めたデータを使用できるだろうと述べた。

タウンゼンド博士はこうも述べた。「私たちはウミガメの消化器官にストローなどのプラスティックが減少しているのを見るのでしょうか?さらにそれらが環境の中でも減少しているのをみるのでしょうか?」

「私たちは過去に遡って法令が実施される前はどのような状態だったのかを見ることができるデータセットがあり、今はさらに前進して実際にそのデータと比較することができるのです。」

死んだウミガメの解剖によって、クイーンズランドで行われた2018年のポリ袋廃止や空容器返金制度が、海に流れ込むプラスティックの量削減に効果があるかどうかを明確にするだろう。

初期の兆候は良い方向です。

「人々が想定するほどの大量のプラスティックは見つかっていない。私たちが調べた16サンプル内ではわずか2サンプルのみにプラスティックが見つかっている。」USC学生のザイル・ドムロウは言った。

 

「再利用」ポリ袋がより大きなリスク

小売業者が従来のポリ袋の代用として提供した再利用可能なポリ袋が、より大きな害をもたらすというさらに難しい課題がある。

「これは私たちが特に注意しなくてはならないことです。なぜなら法令の効果がないかもしれないという兆候だからです。」タウンゼンド博士は述べた。

「従来のより軽いポリ袋はもはや周囲に存在しなくなるが、それがより耐久性の強いポリ袋に取って代わられるとなったら、それは単にスワップアウトでしかない。」

「それは問題解決ではなく、問題がすり替わっただけだ。」

調査は今年遅くに実施され、その報告書は2022年に公開される。

 

<感想>

つい2,3日前ナイロンの漁網ががんじがらめに巻き付いたウミガメの写真を見ました。最初はちょっと引っかかっただけなのでしょう。それを外そうとしてもがき、全く身動きが取れない状態になってしまったのだと思います。このカメはたまたま人の目に留まり、写真を撮られた後、絡まった網を外してもらった(きっと)と思いますが、同じような状態になったり、ポリ袋を喉に詰まらせた状態で見つからないまま命を落とすウミガメや魚が大量にいると思う。その惨状を知るために世界的な徹底した調査が必要だと思う。

また法令についても、目に見えることだけを対象に決めるのではなく、根本的な解決になる対策を考えないといけないと思う。

日本でも買い物のポリ袋が有料になったが、プラスティックのごみは大量発生している。残念ながら自分自身もその一翼を担ってしまっている。ポリ袋の有償化やプラスティックコンテナの再利用は個人の認識に負うところが大きい。購買形式、生活様式を根本から見直し、プラスティック使用を根本から減らす方法を見つけ、それを法令化することが必要ではないかと思う。

 

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