カンガルー島の野生動物は森林火災から2年後に立ち直った 2022年7月5日

   

『Kangaroo Island wildlife bouncing back two years after bushfires』(英文PDF)

Australian Geographics

2021年12月20日

AAP記

 担当:Togy94

【要約】

南オーストラリアのはずれにあるカンガルー島の野生動物は、歴史上最も悲惨な森林火災により

破壊されてからちょうど2年後に立ち直りはじめた。

 

記録的な森林火災から2年後、カンガルー島の絶滅寸前の野生動物は、包囲された安全地帯のおかげで

最終的に立ち直りはじめた。

 

2019~2020年の“ブラックサマー“と呼ばれる森林火災はカンガルー島の歴史上最も酷く、植物のほぼ

半分が破壊され、ネズミのような動物であるdunnartなどの生き残った種を絶滅の危機に脅かした。

南オーストラリアのはずれにある島に最初の雷が落ちたことで始まる壊滅的な火災が発生してから

ちょうど2年後調査により、脅かされていた野生動物の個体数が避難所を建設するプロジェクトを開始してから徐々に回復していることが明らかになった。

 

最初の13.6ヘクタールの土地は、混乱の6週間の間に、野生動物を捕食動物から守るために、フェンスで囲まれた、そして、壊滅的な大火災の後すぐに野良猫などの捕食者をそれらの生息地の囲まれた場所から取り排除した。

Austrlian Wildlife Conservancy (AWC) とKangaroo Island Land for Wildlife (KILfW) によって保護されているこのエリアは、今は8.8kmの捕食者対策用の柵を含め、全域370ヘクタールほどの絶滅危惧種の生息地となっている。

 

これは、Western River Refugeとして2月に公式に始まりました。

AWC CEOのTim Allard氏はこう述べました「我々は焼けてしまった土地で水を確保できる避難所を保護し、野生動物への被害を評価するため、火災の直後から、KI Lfwと地主たちと協力的に作業する地上部隊のようなものがあり、焼け果てた土地での水の確保とシェルターポイントを設置した」

 

AWCの経験とKI LfWの地元の生物へのエコロジーの知識を生かして、私たちは、野生の捕食動物のための囲いを作り、絶滅の危機に瀕していた多くの種を保護することができました。

 

 

すべての過酷な仕事は1週間にわたるAWC‐KILfWとの共同により10か所の土地を調査し、Western River Refugeと隣接した Western River Wilderness Protection Areaに有望な結果を残す事ができた。

囲いの外側と比べて、フェンスの内側ではほぼ2倍の種の多様性があり、野良猫が排除されている内側のエリアでは25%以上の動物が捉えられた。

 

Kangaroo Island dunnart、western pygmy possum、bush rat、southern brown bandicootのような火災によって劇的に生息数に影響があった在来種の動物たちは、捕食動物のいないエリアで、4種類の在来種のカエルとともに観測されている。

 

dunnartは2020年2月までにおよそ生息数の90%に値する500匹を火事で失ったため、最大の懸念だった。

“この2年間、このプロジェクトは我々の想像よりもよりよく行えたとおもう“とWestern River Refuge についてAWC-KILfWの生物学者であるPat Hodgensは言った。

 

【感想】

2019年末に発生した森林災害の被害の大きさは、多くの方が衝撃を受けたかもしれません。

広範囲でかつ長期にわたり燃え続け、多くの動物や植物が焼けてしまいました。逃げ遅れた

動物がいたるところで力尽きているニュースも見たと思います。あの悲劇から2年たった今も

プロジェクトは継続しているようですが、現地の学者たちのおかげで失われた動物たちの数も

種も回復したようでホッと安心しました。自然災害ですので今後も同じような災害がないとは

言えませんが、少しでも動植物の被害が少ないことをねがいます。

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