トムとジェリーの不仲 2019/11/26
2019/11/26
『No Love Lost for Tom and Gerry』(英文PDF)
Courier Mail 2019年5月31日
担当者:N・M
≪要約≫
JEREMY PIERCE 記
生き残ることに長けている生き物は猫だけだはないかもしれない。
ジェリーという名のオブトフクロモモンガは、凶暴な猫の攻撃によると思われる怪我を負い、ゴールドコーストのカランビン野生動物病院で回復している。
ジェリーは重度の穿刺傷と肋骨骨折で発見され、彼の治療をした動物病院の獣医に手渡された。
その数日後ジェリーは、鼻の引っ搔き傷がひどく感染し、さらなる治療が必要になったときに、健康を脅かす別の恐れが発覚した。
カランビン野生動物病院の獣医であるFumie Tokonamiさんはこう述べた。
「ジェリーは傷だらけでしたが、野生に帰される前に完全に回復することが期待されていました。彼は怪我が治ると、さらなるケアのためにボランティアの野生動物介護者のもとに向かいます。私たちはジェリーの回復と野生復帰を確信しています。」
病院は30年間負傷した動物たちを救ってきており、その運営は寄付によって成り立っている。
先週、歴史的な記念日がThe Currumbin Wildlife Hospital Foundation's Benefit Under the Stars(イベントによって病院の運営資金を集める大規模な募金活動)において祝われた。
~感想~
ジェリーの怪我は痛ましいものだったが、保護されて治療を受けることができて良かったと思う。この野生動物を保護するオーストラリアの体制は、日本と比べ大きく進んでいる。病院での治療後に介護を引き受けるボランティアの方がいること、また病院が寄付に依存して運営されていることなど、国全体の動物保護への意識の高さが伺える。
今回ジェリーが運び込まれたカランビン野生動物病院は、以前トレーニングコースで訪れた場所であり、懐かしく感じた。カランビンで治療を受けたジェリーが、無事に野生復帰できることを願う。