インスペクター・クルーゾーというピンクのマンタはグレートバリアリーフ特有かもしれない 2020年9月1日

      2020/09/01

『Pink manta ray named Inspector Clouseau could be unique to Great Barrier Reef』(英文PDF)

ABC Wide Bay 2020年2月25日

Nicole Hegarty nad Brad Marsellos記

担当者:もみぴ

《要約》

鮮やかなピンクのマンタは、グレートバリアリーフの最南端の島であるレディエリオット島沖のターコイズブルーの海を泳いでいます。

3メートルのマンタは、2015年に発見されて以来7回しか見られてなく、この突然変異した生き物について謎のままです。

 

シリーズ物として知られる迷探偵ピンクパンサーにちなんでインスペクター・クルーゾーと名付けられたこのピンクのマンタは、絶対的な個性を誇っています。

サンシャインコースト大学の動物生態学のベテラン講師であり、プロジェクトマンタの主任科学者でもあるキャシータウンゼントさんは、謎めいた魚を調査している研究チームの1人です。

彼女は、インスペクター・クルーゾーのピンク色の変化の背景にある理論は、メラニンレベルの変異であると言っています。

 

「それはおそらく皮膚の色素の突然変異だと思われる」とタウンゼント博士は言っています。

 

「黒色の色素を持っています。」

「その色素が、マンタの持つ白色の色素の上で何かを起こしただけです。」

 

タウンゼント博士は、2つの以前の理論は、ピンク色のマンタからの生体検査をすることで除外されたと言っています。

「インスペクター・クルーゾーは皮膚の感染症で体調が悪かったのかもしれませんが、私たちが毎年8月に何度か彼を発見して以来、毎回同じ明るいピンク色をしています」とも言っています。

「インスペクター・クルーゾーは通常メスとたわむれ、体調はいいので病気だとは考えていない。」

「血管が表面にとても近い時、血液の運動が過剰になり、白の代わりにピンクにさせているのだろうが、通常のマンタと比較すると全く同じで変わりがありません。」

 

「今までにこのようなマンタを1度も見たことがないので、インスペクター・クルーゾーは科学にとって重要である。」

 

【私は冗談だと思った】

 

写真家であるクリスチャンレインは、島への最近の旅行でインスペクター・クルーゾーを発見しました。

ゴールドコーストの写真家は、インスペクター・クルーゾーの明るいフクシャ色(赤紫色の植物)のお腹に驚かされたと言っています。

「その夜にレディエリオット島のレストランに行くと、掲示板にあったインスペクター・クルーゾーの写真を見て初めは冗談だと思った。」とレインさんは言っていました。

 

「私の全ての写真はピンク色だったのを覚えています・・・そして私は何か個性的でレアで素晴らしいものを撮らなければと気づきました。私はとても衝撃を受けました。」

 

「海洋生物に馴染みがない人にこれらの写真を見せた場合でも、ピンクのマンタは可愛らしい物として関心を集めることにもつながると思うので、世界中に発見をシェアすることはとてもいいことです。」

 

プロジェクトマンタの研究アシスタントであるアジアアームストロングは、生でインスペクター・クルーゾーをまだ見たことがないと言っています。

 

「インスペクター・クルーゾーの写真と共にダイビングから戻ってきた時、私は、マンタの目録を作成しながらパソコンの前に座って島にいました。しかし、私はまだインスペクター・クレーゾー自身に出会っていないので、研究をし続けなければいけません。」と彼女は言っていました。

「もしインスペクター・クレーゾーに実際に出会ったら、私はおそらく本当に大きな声で叫ぶでしょう。」

 

【ピンクのマンタの家族?】

インスペクター・クレーゾーが唯一の記録されたピンクのマンタである間、彼が目撃される度に、メスを求愛しているのが見られていました。

 

タウンゼント博士は、ピンクの色素が子孫に引き継がれるかどうかまだ分かっていないと言っています。

「将来的に何か他のピンクのマンタが現れたなら、間違いなく観察を続けるだろう。」と彼女は言っている。

「私たちは、突然変異であるという可能性を研究するための生検サンプルを十分に提供できる専門家を探しています。」

「正直にいうと、ピンクのマンタはシロナガスクジラ(白色の鯨)よりも更に刺激的なものだと思っています。」

<感想>

 突然変異で目が赤く、毛が白いアルビノはタヌキやシカなどの陸上動物ではいくつか見たことがあるのですが、海洋生物にもこのような他の同種と色が異なるような生物がいることは面白いなと思いました。

この記事を読んでいて気づいたのですが、海が家から徒歩3分の距離に住んでいる私は、ダイビングには興味はあるものの実際に潜ることはなく、海洋生物を見るのは水族館のみで、野生の海洋生物を生で見たことはありません。陸上の野生生物は普段の生活で出会うことはありますが、海洋生物には釣りをしたり船にでも乗ったりしない限り偶然出会うことはないので、水族館やテレビやネットで見るのも含めて触れる機会はとても少ないと思います。なので、現代において主流になったS N Sなどのツールを使っての拡散は、海洋生物を見る機会が少ない人にとって新しい興味のある分野になるかもしれないと思いました。

 突然変異は通常、生存が難しいと言われています。魚のお腹が白いのも海の上の方で生活する魚を下から見たときに、白だと太陽の光の反射で的に見つかりにくいためなので、突然変異により他の色をしていると目立ってしまうため、敵に狙われやすくなるためです。ピンクになる確率がとても低いのか、敵に食べられてしまったのか分かりませんが、写真で見たピンクのマンタはとてもかわいいと思いました。ぜひ、理由が知りたいです。また、研究が進んだのちには水族館でも見られる日が来て欲しいなと思いました。

 不思議な生物には興味がそそられます。これからの進捗を楽しみにしています。

 

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