オーストラリア全土のカモノハシの個体数は、さらなる保護を求める圧力を受けている 2019/6/25
2019/06/25
『Platypus populations across Australia under pressure with calls for more protection』(英文PDF)
ABC News 2018年11月29日
担当者:Y・O
≪要約≫
Liv Casben 記
新しい研究により、オーストラリアで最も象徴的な動物の一つであるカモノハシが個体数減少という暗い将来に直面しており、学者にカモノハシの保護状態の向上を呼びかけるよう促している。
NSW大学の学者が言うには、オーストラリアのカモノハシの個体数は過去200年で3分の1減少した。
オーストラリア研究評議会プロジェクトに取り組んでいるチームはクイーンズランド州からタスマニア州までのオーストラリア東部の川300kmを調査するために200泊費やした。
プロジェクトを率いたリチャードキングスフォード教授は結果を「心配だ。おそらく30万頭から約20万頭になっており、これは30%の落ち込みで200年後がとても心配だ。」と述べた。
カモノハシの生息地は、土地の伐採、汚染、ダムの建設によって破壊されていると科学者は主張した。
彼らは、カモノハシがヤビートラップ(ザリガニ用の罠)に巻き込まれた可能性があるので、個体数が減少している種もまた影響を受けていると述べた。
科学者たちは今、オペラハウスヤビートラップを非合法化することを要求した。
本質的にそれらは、川の底の罠で、カモノハシが好きなザリガニを惹きつけるので、カモノハシはザリガニの後に入り、出られなくなって溺れるとキングスフォード教授は言った。
私たち世界は、そして言うまでもなくオーストラリアも、この動物たちを絶滅させるわけにはいかないが、既にいくつかの地域では絶滅していると知っている。
研究はカモノハシの保護状態を準絶滅危惧種の状態から、絶滅危急種に高めることを呼びかけている。
シドニーの南部で急増する個体数
イラワラのカンガルー川では、結果はそれほど暗いものではない。
この地域のここ3年間は有望である。
彼らが最初の罠を置いたわずか数分後にカモノハシがネットに入ったことを知らせた。
健康なメスは治療のためにカモノハシ野外病院に運ばれる前に、巣穴を複製するために枕カバーに入れられる。
遺伝子検査が行われている間、動物は麻酔をかけられ、毛のサンプルを採取されたり彼らの食事が分析される。
【感想】
オーストラリアの象徴でもあり、個人的にも大好きな動物であるカモノハシの個体数があまりにも急激に減少していることを知り、とても心苦しく感じました。また、すぐにでも改善しなくてはならない問題だと思います。
全員がこの状況を知ることが大切ですが、まずは獣医療や環境に携わっている人達が現状を知るべきです。
私ができることは自分の周りにいる人達に今考えられるオーストラリアの固有種の暗い将来を伝えることです。