カンガルー島のピグミーポッサムに関する素晴らしいニュース 2021年9月14日

      2021/09/14

『Great news for the pygmy possums of Kangaroo Island』(英文PDF)

Australian Geographic 2020年12月8日

 担当:S.K.

《要約》

山火事で絶滅を懸念されていたタイニー・ピグミーポッサムがカンガルー島で発見された。

大惨事にもかかわらず,今週,自然保護団体がカンガルー島で生存しているピグミーポッサムを発見しました.島の約半分を焼き尽くした壊滅的な山火事により,ピグミーポッサムは絶滅したと考えられていました.

 

オーストラリアには,5種類のピグミーポッサムが生息しています.わずか7グラムしかないこの種は,一般に「リトルピグミーポッサム」として知られており,主にタスマニア島に生息しています.彼らがカンガルー島で目撃されることは山火事以前でも稀であったため,山火事後に生存が確認されたことはまさに奇跡的なことです.

 

動物生態学者,パット ホジェン氏はABCの取材に対し,「カンガルー島でのこの種の正式な記録は,113件しかない」と述べました.

「夏の山火事でこの種の生息地の多くが消失してしまったため,あまり普通でも確実でもありませんが,私たちはきっと彼らを見つけることができると期待していました.」

 

島の生態系の危機に対応するために重要な役割を果たしてきた野生動物保護団体「Kangaroo Island Land for Wildlife」は,島でどのように種が存続してきたかについて調べるために森林調査を実施しており,先週に行われた調査でピグミーポッサムを発見しました.

最近は,カンガルー島で良いニュースがよく聞かれます.5月には,遺伝的に異なるテリクロオウムのグループが焼失した生息地で孵化したことが報告され,また,ダンナートも目撃されました.

しかしながら,ネイティブ・スワンプ・ラットなど,まだ生存が確認されていない種があり,絶滅が危惧されています.

「この種は島では非常に希少であり,山火事の影響も受けやすいため,我々はこの種に関してあまりよく知りません.」とPat氏は述べました.

「動物相調査やカメラトラップ法を試みていますが,我々は未だにスワンプラットを確認できていません.」

 

<感想>

2019年後半から発生したオーストラリアの大規模火災により,コアラなど多くの動物の命が奪われたことは日本でも大きく取り上げられていました.カンガルー島も火災の大きな被害を受け,カンガルー島の動物たちの生息地を回復するために,懸命な保全活動が行われているようです.そのような状況の中で,元気なポッサムやオウムの姿が確認されたことは大変嬉しいことで,他の種についても見つかってほしいなと思います.

 

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