eBayにリストされた600以上の動物やその一部が見つかり、剥製師が逮捕され、投獄された 2020/4/14

   

『Taxidermist jailed after being caught with more than 600 animals and parts listed on eBay』(英文PDF)
ABC News 2019年5月24日

担当者:RM

≪要約≫
Nick Hose and Neda Vanovac 記

オーストラリアで過去最大の数におよぶ動物の頭蓋骨や骨を所有していて捕まった密猟者は、その病的な執着によって1年以上投獄されることになった。

インド国籍のキールティ・エスワラン 35歳は、新たな8つの起訴事実に対して罪を認めた後、金曜日にダーウィン最高裁で刑を宣告された。

彼は、絶滅危惧種を含む動物たちの販売や所有に関連して、オーストラリアで記録されている350件以上もの罪を2017年3月に認めたが、執行猶予に5か月不足で、動物の一部を所有していた罪を再犯してしまったのだ。

その結果、彼は執行猶予なしの10か月の刑を課せられた。

その裁判の検事イアン・ロウボトムは、彼を抑止することは不可能であると、刑の根拠を示した。

エスワランはワニやウオンバットの頭蓋骨、ヒヒ、シマリスの尾、キングコロブスモンキーの頭蓋骨、オセロットまでも販売していた。

さらに警察が彼のパーマーストンの自宅を強制捜査した時、冷凍庫に動物の一部や、またバケツに入れられた腐った状態の物を含んだ、eBayにリストを載せた、その価値が約70,000ドルにもなる600以上の動物を所有しているのを見つけた。

彼は、尾長イヌワシの足、カササキガンとトキの頭蓋骨の郵送と同様にヒヒの頭蓋骨をアメリカに郵送しようとしていた時、逮捕された。

彼の収集には「病的な執着」があるとロウボトム氏は裁判で述べた。

金曜日、エスワランはノーザンテリトリー州で捕まえたオーストラリアツカツクリの頭蓋骨を所有し、保護されるべき野生動物の捕獲やチャイニーズ淡水ガメの頭蓋骨の所有という罪で起訴され、その罪を認めた。

ロウボトム氏は、前回の刑は「非常に慈悲深い」ものだったが、エスワランが動物保護施設でボランティアとして働き、またでノーザンテリトリー州で働くことを望んでいたことを根拠に、野生動物愛護者であると信じ、間違って課せられたと異議を唱えた。

エスワランは、営利企業を操業し、剥製師として月2,500ドル稼いでいたとロウボトム氏は述べた。

「それは象牙売買のようなこととは違う」と被告側弁護士のピーター・マリーは述べた。

 エスワランは、家に装飾した頭蓋骨を飾りたい人々のための装飾頭骨市場の要望に応えていただけだと、弁護士は前回の裁判で述べた。

以前のワニ園での剥製師の主な仕事は、人々が可愛がっていた猫や犬、ヒキガエルに詰め物をして剥製にすることだった。

ピーター・バー裁判官はどの保護主義者も、動物に対する被告人の態度を許さないであろうと、宣告の留意事項として残した。

「人々が動物を殺すことについて直接的に何の示唆をもたないとしても、その行動や需要は、ブラックマーケットで売るために動物を殺害する人々の後押しをしてしまう。」とバー裁判官は述べた。

エスワランは、23か月の獄刑を課せられた。これは前回保留とされていた刑に今回の刑である13か月を加えたものであり、2020年6月に仮釈放される資格がある。

最高刑は10年の投獄である。

エスワランは、刑に服した後、妻と子供たちを連れてインドに戻るつもりだ。

「今回の刑は、違法に野生動物の売買や不正取引に関わる人々に対して強いメッセージとなり、我々の貴重な保護動物の生息地域がいかに価値があるかを表す。つまり人は商業的な利益を満たすために野生動物を捕まえてはいけない。」野生動物保護局長代理のピーター・ロスは言った。

<感想>

読んでいてとても辛い記事だった。何百(何千?)の動物が犠牲になったのかと思うと憤りを覚える。ただ、実刑が課せられたことはとても意義のあることだと思う。同じ行動でも相手が動物だと、ニュースになるだけで終わってしまうことが多い。世界中で動物に対する罪の見直しがあると良いと思う。
ただ、この記事の被告人のような人が現れるのは、ニーズがあるからで、今回の犯罪の裏には、何の罪も感じていない多くの人がいると思う。象牙売買は禁止されているが裏ではまだ市場に出回っていると聞く。ペットとしてマーケットに出回っている野生動物も同じだ。動物は人間と同じ生き物であることを理解してもらい、共存することの大切さを多くの人に理解してもらうのにはどうすればよいか、大きな課題だ。

 

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