野生のワラビーはファーノースクイーンズランド計画にて秘密の安全な場所へと新しく移動した 2022年12月14日

      2022/12/14

『Wild wallabies relocated to secret, safe location in Far North Queensland project』(英文PDF)

ABC Far North

Holly Richardson and Brendan Mounter記

2022年10月25日

担当:Y.K.

【要約】

午前3時の真っ暗な野原で、ある人々の集団がモーターバイクジャケットや赤いヘッドランプをつけながら静かな声で話している。

 

保護は進行中である。

急に駆け出し、その集団はほぼ音を立てずに地面の上にあるキャンバス製の罠に向かう。軍事的な正確さで、その罠は開かれ、もがいているワラビーが引き出され、キャンバス製のバッグに預け入れられ、トラックの外で待っている他の集団に急いで引き渡される。その集団が次の罠へ移動する前に、トラックの中でワラビーはタグを付けられ体重を測られ、投薬され、子どもがいるのかどうかを調べられて、トラックの中で安全を確保される。

 

不安定な個体数

オーストラリアにおけるカンガルー類の大規模な移住では、2021年4月から約800匹の機敏なワラビー(パルマワラビー)が北ケアンズの運動場から80km程離れた新しい秘密の棲家に移動した。

 

グループの指導者であり、生態学者のShai Agerは、これ以上動物たちが彼らの棲家であったトリニティビーチで安全に暮らすのは不可能であると述べた。彼女は、開発によってワラビーの生息地や餌場が減少し、近隣の道路や庭に進出せざるを得なくなっただけでなく、地元のスポーツフィールドでも数が急増していると述べています。

「これらの動物たちは、いつ子供を持つかということをえりすぐる、いわゆる胚休眠を持つ」とAger氏は述べた。「彼らはここの完璧な草を食べているため、これがいい状況だと考えるが、これは間違っている。」

Ager氏は、その場所で2018年には約1200にまで達した個体数を維持するのに十分な資源はなかったと述べた。「過去12ヶ月間で700匹が車や犬によって殺された。」と言った。「移住の途中で、私はいくつものワラビーの死骸を脇によせなくてはいけなかった。私たちは毎日救助隊を送り出し、それらの小さな子供を救うために次から次へとワラビーの死骸を処理する」

 

コミュニティ集団であるAgile Projectが最初にワラビー移住計画を提案した際、その計画は、移住は不必要に動物たちに害を与えると主張するクイーンズランド政府によって拒否された。AgerさんとAgile Projectはその決定を州の行政裁判所に提出し訴えた。3年間に渡る戦いは遂に野生動物保護グループよる勝利となった。

 

2020年5月には、クイーンズランド市民、行政裁判所が環境省および科学省に動物たちが車に轢かれたり、飼育されている犬に攻撃される危険性のある公園から移動することを許可するよう命令した。

 

現在、その計画は州および地方政府ボランティア団体により後援されている。今日、ワラビーのうちのいくらかを解放した後、野生動物ケアラーのAlison James氏は、鼻や耳にほとんど毛の生えてない赤ちゃんワラビーが顔を出している布製の袋を世話している他のボランティアたちとともにがんばっている。

 

「ワラビーの移住に関わることは私にとって大きいな意味があります、なぜなら、母親が殺させれた赤ちゃんワラビーを世話するというのは、ただの一面であり、全く違く側面があるからです」と彼女は言う。「私たちが動けば動くほど、車に轢かれたり、犬に攻撃されたりする個体が減る。」彼女が飼育する3匹の子供は全て母親が交通事故によって殺された後、孤児となった。

 

ワラ天国

ワラビーが放たれた土地は、生態学者により慎重に選択され、人間社会国際により管理されている。

計画の長であるEvan Quartermain氏は国立公園の真ん中にかつてあったサトウキビ畑は低木林地に戻った「私たちは機敏なワラビーたちがすでにここに生息していることを知っていたし、当時、自然は一掃されていたが、(そのぶん)そこは素晴らしいワラビーの収容可能面積があるため、機敏なワラビーたちにとってもとても適切である。」と彼は述べた。

 

その土地のこととは別として、彼は交通事故や犬、人間による侵害などの人による影響がない場所ということが最も良いとした。「ここでは、人間は誰もおらず、ワラビーたちは彼ら本来の生活をそのまま送ることができる。」と彼は言った。

 

Agerさんはカメラで捉えられた茂みに出かける動物たちを見ることは、精一杯頑張ったことや早起きに価値を与える。「それはとても素晴らしい経験です、今日、彼らが走り出しているのを見ることはまた一つ私にとって大きなモチベーションとなる。」と彼女は述べた。「それは彼らがかつて住んでいた場所と比べ本当に美しいため、私たちはこれをワラ天国と呼ぶ。」

 

【感想】

ワラビーを移住させるのに反対意見もあった中、ワラビーが幸せに暮らすことのできる移住が実現できて良かったと思った。現代社会で起こっている問題に対し、熱意を持って運動することができる人がいれば、動物の生活環境を改善することもできるのだと感じた。

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