ペルーで発見された新たな有袋類

   

英文: New Species of Marsupial Discovered in Peru

記者: Enrico de Lazaro

発信元: Sci.News.

記事発信日: 2025年9月29日

翻訳者: H.T

 

マウスオポッサム属は、オポッサム科に属していて、比較的小さい、新熱帯区に住む哺乳類属だ。

マウスオポッサム属として知られている三つの属のうちの一つで、ほかの二つは、オプトマウスオポッサム属とガウメルマウスオポッサム属だ。

「マウスオポッサム属はアメリカの有袋類の中で最も多様性が高い属で、メキシコからアルゼンチンまでの熱帯区と亜熱帯区の広い範囲にいる、5つの亜属の26種を含んでいる。」と、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学のシルヴィア・パヴァン教授と彼女の同僚は言った。

「すでに名付けられているマウスオポッサム属に加えて、系統学的分析によって、北ペルーからの2つの推定上の新たな種が最近示された。一種はStegomarmosa亜属の一員だと分かったが、もう一種はワタゲマウスオポッサム亜属に分類された。」

この新たなマウスオポッサム属の種は、この属のほかの種が通常みられない高度で発見された。

Marmosa chachapoyaと名付けられたこの動物は、赤褐色の毛と、顔のしるしとなっているような独特な模様を持つ。

胴体と尻尾を含めた全長は最大で25cm(10インチ)で、胴体のみだとたった約10cm(4インチ)しかない。

研究者たちによると、Marmosa chachapoyaStegomarmosa亜属の2つの種であるヒカリマウスオポッサムとアンダーソンナウスオポッサムと近い関係にあるという。

「私はすぐに、これは何かがおかしいと気付いた。」と、パヴァン教授は言った。

「私たちは、種の歴史や分布を含め、ほとんどこの種について知らなくて、これまでに集められた標本も一点しかない。」

これが新種だということを確認するために、細長い鼻先や繊細な体といった特徴に焦点を当てて、科学者たちはDNAと物理的な特徴を調べた。

Marmosa chachapoyaは、この探検中に発見された唯一の新種ではない」と、パヴァン教授は言った。

「私たちは、半水生齧歯類を含めた、まだ正式に説明されていない他のいくつかの種も集めた。」

「これらの発見は、生物多様性と保全の努力のために特に重要で、この地域の生物多様性がいかに知られていないかを強調している。」

「また、科学的にまだ知られていないたくさんの種が住んでいること、また、それらは保護なしでは脆弱になりうることを示している。」

「リオ・アビゼオのような地域で、科学的探究と保護の重要さを思い起こさせるものだ。」

研究チームの論文は2025年6月19日に科学雑誌「American Museum novitates」の記事にて公開された。

_____

Silvia E. Pavan et al. 2025. A new species of Marmosa (Mammalia, Didelphimorphia, Didelphidae) from Parque Nacional del Río Abiseo, Peru. American Museum novitates 4037

 

感想

専門用語などがたくさん出てきて、翻訳が難しかったです。

新種の発見によって、生物多様性がより解明されること、また、保全により、少しでも多くの種が保存されることを期待したいです。(H.T)

 - AJWCEFブログ