世界最大のオーストラリアカモノハシ保護センターが最初の居住者を歓迎
2024年7月25日 ロイター通信社
ジェームズ・レッドメイン / ジル・グラロウ 記
担当M.K.
オーストラリアでのみ生息し、異常気象や人間によって生息地を脅かされている半水生哺乳類を保護するプロジェクトの一環として、世界最大のカモノハシ保護センターが初の居住者を迎え入れた。
4匹のカモノハシ (メス 2匹、オス 2 匹 は 2 週間にわたり、 シドニー北西にある約400km(250マイル)離れたダボのタロンガ・ウェスタン・プレーンズ動物園に特注で建てられた研究施設に放たれた。
幾段にもなる水流や滝、ため池、穴を掘るための土手を備えるこの施設は、研究者たちがカモノハシへの理解をさらに深める助けとなる、とタロンガ保護協会関係者フィービー・ミーガーさんはロイター通信社に語った。
「この施設では、気候変動の差し迫った脅威から種を救うだけでなく、長期的には、これらの数を増やすことができるのです」と彼女は語った。
「パグル改めカモノハシの赤ちゃんを施設内で見たい。そして、何が繁殖成功を導いたのか理解したいと思っています」
この施設は、オーストラリアのタロンガ保護協会とサンディエゴ動物園野生動物連合、ニューサウスウェールズ大学、ニューサウスウェールズ州政府と野生動物保護団体WIRESの間で結ばれたパートナーシップで設立された。
アヒルのくちばし、水かきのある足、ビーバーのような尾を誇るカモノハシは、オーストラリア固有の動物だ。この夜行性の哺乳類は卵を産み、主にクイーンズランド州の極北からタスマニア島州に至る東海岸全域に生息し、川の水流のある近くに住み食べ物を探す。
研究モデルによると、カモノハシの数はここ数十年間で半数以下に減少した可能性があるが数字を特定することは困難だ。環境団体は総個体数を3万から30万の間と推定している。
「残念なことに、私たちはカモノハシの生息する野生の場所をあまり残していないのです」とミーガー氏は語った。
「そのため、ここにいるカモノハシは…我々にまだ解明されていないことを教えこの種を守る手助けをしてくれることでしょう」
【感想】
まだまだ解明されていないことの多いカモノハシが人間に対して教えてくれることは大変多くあると感じます。今回の活動を通じカモノハシという貴重な生物が未来の世代にも残されていくことを願ってやみません。また、オーストラリアの豊かな生態系を守るためにも、私達一人ひとりが環境保護の意識を持つことが大切だと感じました。