カランビン野生動物保護区、サイクロン後に再開しゴールド・コーストからの来園者向けキャンペーンを実施

   

Currumbin Wildlife Sanctuary deal for Gold Coast visitors as it reopens after cyclone

カランビン野生動物保護区は、サイクロンの影響を受けた後、1週間にわたる清掃作業などを終えて再開する。再開に向けて、クロコダイルを含む頭数確認が重要な作業の1つとなった。

Robert White March 13, 2025

Gold Coast Bulletin

担当 Miii

カランビン野生動物保護区は、サイクロン後1週間にわたる清掃作業等を経て、金曜日に再開する予定だ。

生物・保護責任者のアントニー・モレニュー氏は、この気象災害により園内の27haの木々が倒れるという被害が出たが、幸いにも、園内の動物たちは、みな無事だったと言う。

 

「動物たちの安全と健康は常に最優先事項です。私たちはこのサイクロンに備えて万全の準備を整えました。」

「おかげで園内の動物たちは、嵐の後でもみんな無事でした。そして、我々は来園客を出迎える準備もできています。」

 

再開にあたり、園内にいる1000匹を超える全ての動物の頭数確認が行われた。

その中には体長4.6メートルのイリエワニ、通称「ボスホッグ」も含まれていた。

 

ボスホッグが洪水によって逃げ出したという噂が広まり、ソーシャルメディア上で話題となった。しかし、同園は、彼はサイクロン・アルフレッドの最中も自身の囲いで安全に居たと断言する。

 

「クロコダイルたちはこういう環境を好みます。彼らにとってサイクロンはちょっとしたクリスマスのようなものです」とベテラン獣医博士のマイケル・パイン氏が言う。

 

再開に際して、カランビン野生動物保護区では2つのキャンペーンを企画しているという。

全ての入場券が1枚分の料金で2枚購入できる。また、1度チケットを購入すれば、3月中は何度でも再入場可能となる。

 

「私たちは動物病院でサイクロンの被害を受けた動物たちを治療するだけでなく、被災した地域社会にも貢献したいと考えました」とモリニュー氏は語った。

「これは人々が再び自然を楽しむ為にできる小さなことの1つです。そして、私たちの回復に最も助けとなることは、来園して貰うことなんです。」

 

また、ウェスト・バーリーの近くでは、荒天の中で「フリスビー」の捕獲作業が行われていた。

 

クイーンズランド国立公園の飼育員と野生動物保護官達は、デイビッド・フレイ野生動物公園に居るイリエワニのフリスビーとマドンナを保護するための厄介な仕事を任されていた。

彼らはタレバジュラ川の氾濫に備えて安全な場所にワニたちを移動させていた。

 

感想

この記事を翻訳しながら、オーストラリアでは本当に動物たちのことを大切に思っているのだろうなということをつくづくと感じました。日本ではサイクロンではなく台風の被害がよくありますが、今回の記事に出ていた例のように、日本の動物園などの動物たちも台風の際に避難するのか、過ぎた後の対応はどんなものなのか気になりました。

他の国の出来事に関心を持つことは日常生活ではなかなかありませんが、こうして翻訳する機会を頂き、日本に限っていると気が付かないような視点も持てたように思いました。視野を広げていくためにもこれからも英語記事に目を通す機会を作りたいと思います。

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